八幡市議会 2019-07-01
令和元年7月1日都市環境常任委員会-07月01日-01号
青山欣生環境業務課長 大野勝司環境業務課主幹
中西
淳環境業務課主幹
小西道宏農業振興課長 日根青樹農業振興課主幹
山本美奈子農業振興課長補佐 本谷
勝農業振興課農業振興係長
吉岡寿祥商工観光課長 大洞真白商工観光課長補佐
寺本正知商工観光課商工観光係長
高村泰廣商工観光課自動車処理事業対策係長
小坂富美子農業委員会事務局長補佐
東
睦都市整備部長 藤田範士都市整備部次長
田中賢治都市整備課長 坂井隆治都市整備課主幹
森本芳文都市整備課主幹 小川友基都市整備課長補佐
中野健太郎都市整備課指導係長 多賀正記都市整備課整備係長
西島昭彦管理・交通課長
橋本能彰管理・交通課主幹
源野 浩管理・交通課主幹
増永浩子管理・
交通課長補佐
犬伏和弘道路河川課主幹 平野康匡道路河川課道路係長
奥田剛司道路河川課河川係長 栗本直明道路河川課公園緑地係長
家村聡一
住宅管理課長 荻野哲也住宅管理課長補佐
梅地加奈子住宅管理課整備係長
武用権太上下水道部長 澤田健二上下水道部次長
木下章伸経営課長 正田貴史経営課長補佐
大竹伸幸経営課下水道係長
吉田行広上水道課長 吉岡昭和上水道課主幹
山口将司上水道課長補佐 狩野仁志上水道課給水係長
南
光祥上水道課施設係長
岸本洪一
下水道課主幹 亀井雅史下水道課長補佐
角野一成下水道課管理係長
1.議会事務局
大東康之議会事務局長 尾亀永敏議会事務局次長
梶原寛人議会事務局主任
午前10時00分 開会
○菱田明儀 委員長 おはようございます。ただいまより
都市環境常任委員会を開会いたします。
開会に先立ちまして、委員長として一言ご挨拶を申し上げます。
4月21日の
市議会議員選挙で、私自身4期目の当選をさせていただきました。今後、委員の皆さんとともに市民のため活動させていただく喜びを感じているところでございます。これから2年間、
都市環境常任委員会の皆様と、しっかりと安心・安全のまちづくりについて取り組んでまいる所存でございます。
昨今、高齢者の運転による事故が多発しています。幼い子どもたちが悲惨な事故に巻き込まれ、大変悲しい思いでおります。
また、新潟県、山形県で震度6強の地震が発生しました。避難された方は800人ぐらいおられるとお聞きしております。さらに、それによる停電が9,232戸あったともお聞きしています。速やかな対応をされましたので、けが人は幸い数人で済んだとお聞きしております。その点はよかったかなと、不幸中の幸いかなと思っております。
このような対策は、行政としては非常に難しい。なぜかといいますと、いつ起こるかわからない、どういう動きになるかわからない、どうやって対策をとったらいいかわからないということで、今後他市のそういった対策の事案を検証しながら、本市でもしっかりと対応していただきたいと思っております。
また、梅雨に入りました。きのう、おとといとかなり雨が降っています。昨日もテレビを見ますと、熊本の方で川が氾濫し、大変なことになっていると報道がありました。我々のまちも平成24年、平成25年、そして一昨年、大阪府北部地震がありました。かなり甚大な被害を受けて、行政として対応に苦慮された経過がございます。委員会についても報告されました。今後こういったことを市民のために、理事者の皆さん、しっかりと災害が起こったときに対応できる姿勢で臨んでいただきたいと切にお願いして、委員会の挨拶とさせていただきます。
ただ、一言最後にお願いします。委員の皆さんについては、質問については簡潔にしてください。質問を聞く場合は必ずお伺いしますと言ってください。いかがですかということでは質問かわかりませんので、必ず質問を聞く場合は言ってください。理事者の皆さんについては答弁漏れがないように、常に私は言っていましたけども、委員会と議場は戦場ですから、できるだけ皆さんしっかりと議論していただいて、市民のためにこの場で充実した委員会を2年間進めていきたいと思っています。関東副委員長とともに頑張っていきますので、よろしくお願い申し上げます。
以上です。ありがとうございました。
堀口市長。
◎堀口文昭 市長 皆さん、おはようございます。
都市環境常任委員会の開催に当たりまして、一言ご挨拶申し上げます。
先ほど委員長の方からもございましたように、現在九州地方ではかなり雨量が多く、災害に注意をと呼びかけておられるようでございます。その中で7月に入ったわけでございますが、非常に蒸し暑い季節となりました。皆様方には体調には十分に注意をいただき、健康にご留意いただきたいと思います。
本日はご多忙のところ、菱田委員長、関東副委員長を初め各委員におかれましては、
都市環境常任委員会を開催していただきありがとうございます。今回の常任委員会には、私どもの方から付託していただきました案件はございませんが、報告事項として
環境経済部から1件、都市整備部から7件、上下水道部から1件の合計9件を報告させていただく予定としております。よろしくご審査賜りますようお願い申し上げまして、開会に当たりましてのご挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
○菱田明儀 委員長 お諮りいたします。
本
委員会所管事項の審査を行いたいと思います。場所の都合上、説明員の入れかえを行いながら進めてまいりたいと思います。順序といたしまして、1.
環境経済部所管事項の審査、2.
都市整備部所管事項の審査、3.
上下水道部所管事項の審査、以上の順序で審査を行いたいと思います。これに異議ございませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○菱田明儀 委員長 異議なしと認め、そのように進めさせていただきます。
なお、報告資料につきましては、事前に委員の皆さんにお届けいたしております。
審査に先立ちまして、理事者より説明員の自己紹介を受けたいと思います。
(
説明員自己紹介)
○菱田明儀 委員長 これより
環境経済部所管事項の審査に入ります。
環境経済部より報告事項がある旨、申し出を受けております。
それでは報告願います。
山田環境経済部長。
◎山田俊士
環境経済部長 環境経済部より1件のご報告がございます。担当課の方から報告させていただきますので、よろしくお願いいたします。
○菱田明儀 委員長
山本農業振興課長補佐。
◎山本美奈子
農業振興課長補佐 やわた
流れ橋交流プラザの利用料金の改定についてご報告いたします。
お手元の資料1をごらんください。料金の改定の目的でございますが、本年10月に予定されている
消費税率改定への対応とともに、第7次行財政改革の取り組みである利用者負担の適正化を図るため見直しを行うものです。改定を実施する利用料金につきましては、八幡市公の
施設指定管理者条例第9条に定める利用料金の改定でございまして、資料1の1ページ目が施設の利用料金、2ページ目が附属設備の
利用料金改定の一覧でございます。改定の算出方法は、現行の利用料金に
消費税増税分2%を転嫁し、10円未満の端数が発生する場合は10円未満を切り捨てて算出しております。
以上でございます。
○菱田明儀 委員長 ただいまの報告事項につきまして、委員より質問等はございませんか。
横須賀委員。
◆横須賀生也 委員 資料1について4点質問させていただきます。
1つ目の質問としまして、1枚目の施設の
利用料金改定一覧表で、宿泊室大と宿泊室小を見比べました際に、宿泊室小の方は大人と子どもの料金表示の上に基本額という項目がありますが、どういう意味でしょうか。宿泊室大の方には基本額という項目はありませんが、宿泊室小のみ宿泊料金以外に基本料金が加算されるということでしょうか。
2つ目の質問としまして、宿泊料金は
素泊まり料金で、食事は含まれていないということでよろしいでしょうか。
3つ目の質問としまして、四季彩館の宿泊施設、体験講座、
JA農産物直売所、八幡家の採算面での運営状態について教えてください。
4つ目の質問としまして、運営状況を上げるための取り組みや今後の計画があれば教えてください。
以上、よろしくお願いいたします。
○菱田明儀 委員長 理事者、答弁願います。
山本農業振興課長補佐。
◎山本美奈子
農業振興課長補佐 宿泊室の基本額と人数割額についてお答えさせていただきます。宿泊料金は大部屋と個室に分かれておりまして、小の個室を利用する場合には、一部屋の利用に対する料金を基本額としていただいております。また、人数割額は人数に応じて加算される料金のことでございます。
次に、宿泊料金に食事代は含まれているかのご質問でございますが、宿泊料金には宿泊費と入浴料金が含まれておりますが、食事代は含まれておりません。
次に、
農産物直売所、八幡家、四季彩館の宿泊施設、体験講座の運営状況でございますが、京都やましろ
農業協同組合が指定管理者となりました平成26年度以降、利用者が増加しておりましたが、平成28年度の10万9,979人をピークに減少し、平成30年度には9万2,262人と、ピーク時から1万7,717人減少しております。ピーク時からの減少傾向が全ての事業で見られ、直売所では10%、八幡家では31%、宿泊では13%、体験では19%程度落ち込んでおります。これに伴う収支の状況につきましては、売上高が平成28年度の1億6,347万4,000円から平成30年度の1億5,338万円へと減少し、営業損失が平成28年度で1,406万円であったものが平成30年度では1,458万8,000円に拡大しており、指定管理料を計上することで若干の黒字を保っている状況にあります。
以上です。
○菱田明儀 委員長
日根農業振興課主幹。
◎日根青樹
農業振興課主幹 運営状況に対する取り組みにつきましては、やわた
流れ橋交流プラザにおきまして毎月
運営調整会議をしていただいております京都やましろ
農業協同組合と連携しまして、時々の課題の共有と解決に努めるとともに、施設のPRなど利用者の増加につなげてまいりたいということで取り組んでおります。また、計画的な取り組みとしましては具体的な計画はございませんが、近くに流れ橋などの観光資源もございますことから、観光客を取り込み利用者の増加に努めているところでございます。
○菱田明儀 委員長 横須賀委員。
◆横須賀生也 委員 ご丁寧にご答弁をいただきありがとうございます。以上で終わらせていただきます。
○菱田明儀 委員長 ほかにありませんか。
中村委員。
◆中村正公 委員 初めに、
都市環境常任委員会は初めてですので、2期目なんですけれども新人のつもりでやらせていただきます。もう既にそういうことは知っているということもあるかもわかりませんけれども、よろしくお願いします。極力簡潔にしたいと思います。
今回の改定は消費税が10月から10%に上がるという前提ですけれども、過去の料金改定ですが、消費税が引き上げになった2014年、消費税が8%に引き上げられたときが前回の改定と見ていいんですかね。過去の料金改定は消費税の引き上げがあった年という認識で、2002年にオープンしているわけですけれども、当初は消費税5%でしたが、この年から消費税は今のように内税だったのかどうか、お答えください。
もう1点は、利用者の推移の中で一つ、宿泊の平成30年度の利用者数と売り上げを教えてください。
以上です。
○菱田明儀 委員長 理事者、答弁願います。
日根農業振興課主幹。
◎日根青樹
農業振興課主幹 前回の改定につきましては、消費税が8%になった後の平成29年7月にも行っております。料金の上昇率は宿泊で16%、浴室で5%程度引き上げさせていただいております。
平成30年度の利用者数につきましては、やわた
流れ橋交流プラザ全体で9万2,262人でございます。売り上げにつきましては全体で1億5,338万円でございます。
以上でございます。
○菱田明儀 委員長 中村委員。
◆中村正公 委員 ありがとうございます。最初の2002年のオープン時、そのときは消費税5%でしたよね。そのときから内税だったのかどうかを教えてください。
それと、利用者数の推移で、決算資料でいただいているものを見ますと、平成30年度がトータルでいったら前年よりも落ち込んでいますよね。売り上げも落ち込んでいますけれども、その理由がわかったら教えてください。
以上です。
○菱田明儀 委員長 理事者、答弁願います。
日根農業振興課主幹。
◎日根青樹
農業振興課主幹 平成10年度のオープン当時から利用料金が内税なのかということにつきましては、申しわけないですが今、資料を持ち合わせておりませんので、確認させていただきまして、後ほどご報告させていただきたいと考えております。
利用者の推移につきましては、先ほどご答弁させていただきましたように、平成28年度に10万9,979人まで増加したんですけれども、その後減少しております。この理由につきましては、平成29年の利用料金の引き上げ等もあるかと思いますけれども、平成30年度には特に地震がありまして宿泊者のキャンセルがふえたと。また、9月には台風21号の影響がありまして、農産物の仕入れ量が減少したということで利用者数が減ったと施設の方からは伺っております。
以上です。
○菱田明儀 委員長 ほかにありませんか。
太田委員。
◆太田克彦 委員 今のそれぞれの委員のご質問にも一部関係するんですけれども、気になったことをお聞かせいただきます。
特にこのやわた
流れ橋交流プラザの位置づけについてなんですけど、八幡市は観光行政として非常に力を入れて取り組んでいただいているわけですが、そうした中において、このやわた
流れ橋交流プラザはどういう位置づけになっているのかということと、この2%の増額は当然理解するんですけれど、気になっていたのが、落ち込んでいる理由に関係して具体的な計画はないというご答弁が最初にありました。これが非常に気になっていて、平成28年度から平成30年度にわたっての落ち込みの理由の中で、地震がありました、台風がありました、それに伴って農産物の被害がありました云々というご説明が先ほどあったんですが、平成30年度に特化したらそうかもしれないんですけれども、気になっているのは、これは例えば、じわじわこの3年間にわたっての減少傾向の中においての平成30年度はこういうものが決定打となったんだという考え方なのか、いやいや、これは3年間の推移を見てみると、今後もひょっとしたら今具体的な策がない中で減少傾向が続く可能性があると見ていいのか、その辺はまずどうなんでしょう。
○菱田明儀 委員長 理事者、答弁願います。
吉岡商工観光課長。
◎吉岡寿祥
商工観光課長 観光行政におけるやわた
流れ橋交流プラザの位置づけについてお答えさせていただきます。平成31年3月に策定いたしました八幡市
観光基本計画におきまして、流れ橋を含めた一帯を周遊観光の拠点の一つに位置づけております。やわた
流れ橋交流プラザ四季彩館については、主に
国内観光客向けに
国内市場開拓や
周遊ルートづくりの施策の中に位置づけ、教育旅行の誘致や周遊での
バス利用促進といった
アクションプランを掲げて、実行に向けていきたいと考えております。
以上です。
○菱田明儀 委員長
日根農業振興課主幹。
◎日根青樹
農業振興課主幹 やわた
流れ橋交流プラザの近年の減少傾向についてですけれども、平成29年度の利用者数については、平成28年度と比較しますと大体3,000人程度で若干の減少でございます。半面、
利用料金改定もございまして、売上高で見ますと、平成28年度から平成29年度につきましては約700万円増加しているという状況でございました。それが平成30年度、先ほど申し上げましたような理由で減少しております。毎月施設の方とは
運営調整会議を行っておりますので、今後もこれらの数値の推移を見守りながら検討を重ねていきたいと考えております。
○菱田明儀 委員長 太田委員。
◆太田克彦 委員 ありがとうございます。今のご答弁の中でさらに気になったのが、位置づけについては周遊の中心拠点であると。取り組んでいることも、今アタックしていただいていることもお聞かせいただいたんですが、その中において実際数字上でいくと減少傾向が見られるということなんですかね。そういうふうに捉えたんですけど、これはこれからの未来的展望ではないですよね。現実に今、平成28年度から平成30年度の数字を踏まえた上で、現在中心拠点としての位置づけの中でこういうことに取り組んでいるとおっしゃっていただきましたけれども、普通、民間企業の場合ですと非常にこういう推移には敏感だと思うんです。半公営みたいなものですから、その辺の部分は解釈とか反応とかが民間企業とは若干違う可能性があるのかなと思うんですけど、実際独立した収支ということを考えた上で、また中心拠点であるという位置づけであるわけですから、わずかでも減少傾向が見られた場合、積極的に打って出る方策というのは、今までにはないことも視野に入れながら取り組んでいかなければならないのではないか。検討会議はどのような頻度で、どういう人たちが行っているのか非常に疑問があるんです。
もう一つ、実はこの施設については懸念される声をお聞かせいただきまして、これは老朽化についての課題なんですけど、このやわた
流れ橋交流プラザの施設について、市はその課題についてはどのように受けとめておられるのか。今後どのように取り組んでいかれるのか。当然のことながら宿泊や会議や何らかのイベントで利用される場合、それも中心拠点であるという位置づけの中で、取り込まれていた人がリピーターになっていただかなければいけないわけですから、そういう方については、ここはすばらしい施設ですから、またここをこれからもどんどん利用していきましょうと発信していただきたい。その中でそういうお声が出てきているというのは懸念される材料ではないかと思うんですけれども、その辺はどういうふうにお考えなんでしょうか、お聞かせください。
○菱田明儀 委員長 理事者、答弁願います。
小西農業振興課長。
◎小西道宏
農業振興課長 四季彩館の月別の運営会議に誰が出ておられるのかということですけれども、指定管理者のJA、それから実際その中で運営いただいております八幡家、加工部会を運営いただいております「はなが」、
農産物直売所を運営されているということでそこの担当の方ということで、諸課題を月別に持ち寄って、売り上げの状況とかをいろいろ議論させていただいているんですけれども、ご努力はいただいているんですが、なかなか実際の収支、売り上げ増に、結びついているところもありますが結びつかないところもございます。当然努力に見合うような集客なり農産物の取り扱いの数量とかの確保には努めているところでございますけれども、先ほど答弁しましたように災害とかで供給体制が整わなかった場合、売り上げに影響しているというようなことでございます。
施設につきましては、平成14年の開館より約17年がたっております。運営に支障がある施設ということで指定管理者の方からご報告を受けて、対応できるものは優先順位をつけて対応させていただくということで今までさせていただきました。とりあえず今たちまち支障になっているというようなことはございませんけれども、今後運営に支障になるようなことがあれば、即座に予算の範囲内で対応させていただきたいと思います。
以上です。
○菱田明儀 委員長 太田委員。
◆太田克彦 委員 ありがとうございます。これを言い出すと
観光政策全般に通じていって話がどんどん大きくなっていくので、とめるところはとめないといけないんですけど、四季彩館、なかんずくやわた
流れ橋交流プラザにおいての特色を打ち出す必要性があるのではないかと常々思っていたんですが、今お話の中で検討会議のメンバーとかをお聞かせいただいた。その中で実は具体的にこれといった手が打てない状況だとお聞かせいただいたんですけれども、その中でやわた
流れ橋交流プラザ、なかんずく八幡市の観光での特色を出すには、実はこうなんですよと新しい意見を取り入れる、今までの方たちは今までの方たちで携わっていただいているわけですから、それはそれで必要なんですけれど、新しい若い人たちの声を吸収できる、意見を反映できるというようなものも今後考えていかなければいけないのではないかと思うんですが、その辺はまず1点どうなんでしょうか。
それと、もしお答えできるのであれば特色についてのお考え、これは市長がおられるので余りこれ以上言うとあれなんですけど、実は常々、八幡市の特色って何ですかと、私がいろいろな他府県に行ったときに現地の人から聞かれることがあるんです。観光協会の総会がきのうあったんですけど、観光協会からも名刺をつくっていただいております。それは八幡市の観光をPRするためにということで私の名前を入れた名刺なんですけど、それを他府県に行ったときは結構使っているんですが、そうすると特に聞かれるんですね。名刺には淀川の背割堤の風景、石清水八幡宮の風景、そういう
観光スポットの写真が入れてあります。ところが、では食では八幡市にはどんなものがあるんですかとか、ほかにはどんなものがあるんですかと聞かれたときに、実は八幡市はこうなんですよと言えるものが意外とないと自分では思ってしまうところがあって、自信を持って八幡市はこれですよというのがあってしかるべきかなと。ここでの検討会議は市全体の観光施策の取り組みを検討する場ではなくて、こういう場所でも検討されてミックスするということも将来的には考えなければいけないのではないかと思っているんですけれど、その辺はどうなんでしょうか。
これは余談ですけれども、実は私は
文教厚生常任委員会か何かのときに、まだ1年生議員でしたから、そのときは突拍子もないことを言った記憶があります。それはどういうことかというと、八幡市は八幡巻きの発祥の地だから、例えば国とか京都府の力を借りて大谷川をきれいにしてもらって、そこでウナギを養殖して、朝日屋に協力してもらって、JAに協力してもらって昆布をつくって、八幡巻きをつくったらどうですかとか、向日市は何もないところから激辛のまちとしてブームを起こしたわけですから、八幡市は逆に激甘のまちにしたらどうですかとか、そんな突拍子もないことも言った記憶がございます。これは半分本気で半分冗談もあるんですけれど、八幡市はこれですよというのが欲しいなといつも思っているんです。これはやわた
流れ橋交流プラザの質問からずれるかもしれませんけれども、その辺はどうでしょうか。
○菱田明儀 委員長 理事者、答弁願います。堀口市長。
◎堀口文昭 市長 最初に、やわた
流れ橋交流プラザの性格は、ご案内のとおり都市住民と近郊農家との交流というのが恐らく設立の目的だったと思います。ですから、観光上の位置づけはともかくとしまして、
環境経済部の農政の方が施設の担当も含めてお答えしているわけで、大もとはそれを前提にお答えしなければいけない。そこがちょっと抜けているかなと申しわけなく思っておりますけれども、そこから始まっております。もともとは道の駅とか川の駅云々という話があったんですけど制度的にちょっと難しくて、都市住民との交流ということでああいう形になったと私は理解しているわけでございます。その施設をどのように観光上位置づけるかというのは今、吉岡課長が申し上げたところでございます。
これをどのように見るかというときに、非常に申しわけないですけど、隣の家の芝生は青い的な要素がありまして、僕は実は災害ネットワークの首長が集まって最後の懇親会で話をしていたんですが、ようやく私のところも国宝を持てるようになりましたと話をしたら、ある首長は、市長、それははっきり言って持っていない市も多いんだから、持っているというのはかなり大きな話ですよと言われました。よく八幡の宮知らずと、僕は田中宮司から最初に聞きましたけれども、八幡市の人間は八幡さんがそこにあるのが当たり前だと。ところが、実際のところは日本の平安時代から近世にかけて八幡信仰の中心だったわけですよね。もちろん鎌倉幕府が移った中で鶴岡八幡宮として移られましたけれども、三大八幡宮の一つだと。これは日本で三つしかない八幡宮が八幡さんにあると。それと東京で1回、東京23区の交流のところで挨拶申し上げたときにも、やっぱり松花堂弁当の発祥の地ですと言えば、結構皆さん、うんとおっしゃる。太田委員のおっしゃるのは、それはそれでいいから、八幡市はこれだということをもっと宣伝すべきだということだろうと思います。
これは言いわけになりますけれども、それはそれでかなり商工業者の皆さんが、商店の皆さんが本気になっていただかないとなかなか難しいと僕は思っております。だから、市はコンテンツなりそういう基本的な環境はつくりますけれども、この間委員会でも巌委員に申し上げたと思いますが、八幡市の職員で商売がうまかったら職員をやめていますわと。向いた話ですよ。私も個人的に正直なところ商売はわかりません。わかるのは農業関係は少しはやっていますから、一応農業所得も申告している農家の1人でございますので、第2種ですけれども持っていますから、感覚はある程度わかるというところで、職員として求められる部分のことをどうやっていくのかというのは、確かにわからない。ほっておくということでは決してございませんで、そういうことをやっていかないといけないということは当然理解しておりますけれども、恐らく太田委員のご指摘の関係で、やわた
流れ橋交流プラザの関係でいえば、コンサルを入れて戦略を練り直さないと、恐らく部内会議で入っている農協と一緒にやっていても、なかなかそれは生み出せない部分もあるかもしれないと。
ただ、今のところはそういう部分と、それと僕が思っていますのは、全然行っていないですけれども恐らく国道1号を中心に八幡家も含めた競合的な店舗ができています。ただし八幡家については時間制限なしでやっていますから、僕も1回行きましたけど、昼間は主婦の方とかが車で来られて、ダベリングの場として結構利用されている。一旦利用になって、ある程度のところで利用人数をリピーターとして確保できているのではないかと思いますけれども、さらにそれを伸ばすのか、その場合は当然国道1号の店舗のように利用制限をして、その間は食べ放題でというような形にするのかとか、それはいろいろな形があって、今は時間制限をせずにやっていく中で一定リピーターのお客さんを確保しているのは現実の状況ではないかと。ただ自然災害以外にも、恐らく競合的なところは南山にもオープンしていますし、そういう部分は一定のところで出てきています。
それともう一つは、美濃山の方では朝採り市場というところがございますけれども、私が妻に聞いておりますと、最近はちょっとお客さんが少ないというようなことも言っています。だから全体的な話と、新しい店舗ができたらそういう形でお客さんも流れる中で、どういう形ですみ分けをしていくのかというような形で、当面は先ほど小西課長が申し上げましたように、一定数を確保できているところでは、関係者で協議しながら改善できるところはするという形で取り組んでまいりたい。
太田委員のご指摘の点については、ある局面ではそういう形で予算も可決いただかないといけませんけれども、そういう形のアドバイスをいただくようなことをつけて、抜本的に改革しなければならない局面も来ることは場合によってはあると理解しておりますので、ご理解よろしくお願い申し上げます。
○菱田明儀 委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○菱田明儀 委員長 ないようでありますので、次に、報告事項以外で
環境経済部所管事項について、委員より何か質問等はありませんか。
山田委員。
◆山田美鈴 委員 私からは農業について、農業といっても有機農業とか自然栽培を行っている農家のことについてお聞かせ願いたいと思います。
まず初めに、八幡市でも有機農業または自然栽培を行っている農家が何人かいらっしゃって、2018年にアフィリエイト京都やましろといって、八幡市だけではないんですけれども、京田辺市とか木津川市とかで有機農作物をつくっている若手の方たちが集まって、アフィリエイト京都というのをつくりました。当時の
環境経済部長が一緒にこの会議にも来てくださったんですかね。今現在も若手の有機農作物をつくっている方々が活動しているんですけれども、まず初めに1点、八幡市はこういった価値ある農家がいる中で、有機農業や自然栽培を行う方々についてどのように考えていらっしゃるのか。
いろいろな農家に対して支援していると思うんですけれども、これら有機栽培をしている方には支援されていないのかというのが2点目です。
この2点についてお聞かせ願いたいと思います。
○菱田明儀 委員長 理事者、答弁願います。
小西農業振興課長。
◎小西道宏
農業振興課長 有機農家に対するご質問にお答えします。有機農産物につきましては、農薬や化学肥料を一切使わないなど大変厳しい基準の中で栽培されている、また有機JAS認証を取得する必要があるということで、非常に手間とコストがかかるようなことで日々努力をされているとお聞きしております。一方、農薬等の使用が制限されていますことから、病害虫が発生しやすいということになりまして数量が一定しない。病害虫が発生したら思っているような数量ができなくて、半減するとか、とれなくなるというリスクも抱えているとお聞きしております。しかし、若手農家や担い手がそういう取り組みをされているということにつきましては、信念を持ってされているということで、普及はしておりませんが、その取り組みに対しては正しいことをしておられるという認識を持っております。市の具体的な支援につきましては、京都府等に補助制度の有無などを確認しましたら、現在のところ具体的な支援はないと伺っております。また、先ほど委員がおっしゃったようにアフィリエイト京都が設立されたばかりでございまして、今後、有機農業者や生産者からお声がありましたら、生産性向上に向けて施策等の確認の方を行ってまいりたいと思っております。
以上でございます。
○菱田明儀 委員長 山田委員。
◆山田美鈴 委員 ありがとうございました。今の答弁を聞かせていただいて、普及はしておりませんがとおっしゃっていたんですけれども、私はぜひこれを普及していただきたいと思うんです。
まず1点目に、ではなぜ普及はしないのかということをシンプルにお聞かせ願いたいのと、例えば有機農業をやっていらっしゃる中で、かみむら農園は2017年、2019年と徳島県で行われたオーガニックの祭典の大根部門で優勝されて、私も大根がとれる時期は、かみむら農園からいただいているんです。まあ本当にびっくりするほど甘いです。大根だけではなくニンジンももちろんそうなんですけれども、またホウレンソウもとにかく甘くてびっくりしました。うそかなと思って、だまされたと思ってかみむら農園から買ったんですけれども、とにかくおいしい、本当にその一言に尽きました。市販で売られているような野菜とはやっぱり、申しわけないですけど比べ物にはならなかった。実際そういったオーガニックのコンテストとかでも、ちゃんとした研究というか数値になってそのよさがあらわれていて、オーガニック界では結構有名になられている方で、京都府としても環境に優しい農業ということで、こういった冊子も出されているみたいで、ここにも八幡市の辻農園とかいろいろな方たちが載っていらっしゃるんです。
先ほどご答弁された中で、何で普及しないのかという理由の一つに、虫がつくとか生産性の問題とかも多分入っているのかなと思うんですけれども、例えば自然栽培に関しましては、もちろん全く農薬は使わないですけれども、土壌からもう既に農薬を代々使わないとか、いろいろな本当に細やかな対策をとられている中で、逆に稲でも何も使わない方が稲が健康に育って害虫もつかないとか、これは、いばら農園でも実証されているんですけれども、そういったこともあります。
私自身はもっとこの自然農法のよさを知っていただいて、そして何よりも味を食べていただいて、先ほどの質問にはなかったんですけれども、八幡市の値打ちとなるものが例えばないとしたならば、その有機の面をもうちょっと普及させていって、八幡市ではこういうおいしい野菜がどんどんつくれるんだよと、もしくは広げていただきたいという思いがあります。その点について答弁いただきたいのと、こういった農家が自分たちはもっとつくりたいんだけれども、つくれるような農地がないんだとお聞きしたんです。先に理事者の方に、農地の問題はどうやったら有機農家に紹介してもらう策があるのかと聞いたんですけれども、聞いた中ではそういった農地は、今やっている農業者の間で口コミというんですか、あいたらあいたで求めている人にそのまま受け渡されるような感覚なんですかね。私が聞いた中ではそういうお話をされたようで、結局有機農家には農地があいていますよという情報が一向に届かないという現状だったんですけど、この情報を有機農家に伝えるにはどうしたらいいのか、そこら辺を教えていただきたいと思います。
まずこの2点をお願いします。
○菱田明儀 委員長 理事者、答弁願います。
日根農業振興課主幹。
◎日根青樹
農業振興課主幹 有機農業がなぜ普及しないのかというところですけれども、先ほどからご答弁させていただいておりますように、まずは非常に厳しい基準がございまして、農薬等を一切使ってはいけない、化学肥料も使ってはいけないという制約がございます。そのため農法的にも非常に難しい技術を要するものであると伺っておりますし、コストがかかってくると。その中で、さらに日本は高温多湿でありますので病害虫も非常に発生しやすい。ですので、海外であれば有機農業が広まっているところもあるんですけれども、そういった面でも普及が難しいと一般的に言われていると思いますし、そのとおりかと感じているところです。
有機農家の方になぜ農地が渡らないのかというところですけれども、他市であれば農地が余っていて、それを管理してほしいということで中間管理機構に依頼するケースがあるんですけれども、本市におきましては、そこまでいかずとも農家同士の話し合いの中で農地の貸し借りが進んでいるというところでございます。
その中で有機農業を進めてほしいというところですけれども、京都府に確認したんですが、まだ今のところは進めていくような施策はなかなかございませんので、動向を注視してまいりたいと考えております。
○菱田明儀 委員長 山田委員。
◆山田美鈴 委員 普及していかない理由としては厳しい基準があると。いろいろ制約があるというのは、これらの方々は、制約はもちろんあるんですけれども、みんなこだわりを持ってやっているんです。では本市として、こういった方々がこれだけ自分たちが必死になってつくって、そしてそのつくった農作物を売ることに関しても、自分たちで独自にスーパーにかけ合って取り扱ってくださるところを見つけて、八幡市内外でも自分でかけ合って普及していく中で、八幡市ではこういったことをやっていらっしゃる方がいますよといった普及もされないんですかということと、八幡市独自でも有機農業は特に普及はさせませんというような感じなのか。今の答弁を聞いていたら、特に普及するような何かをやってくださっていないという思いと、予算に入っていましたね。聞き取りのときも言っていましたけれども、農業まつりのときでも、こういった有機農家もほかのグループとしては実行委員会みたいなものに入っているけれども、有機農業を普及させるという意味合いでそこの実行委員会には入っていらっしゃらないとお聞きしましたので、まず問題なのは、本市がちゃんと有機農家たちの取り組みをちゃんと認めてあげて、八幡市もしくは八幡市外でもいいんですけれども、こういうことをやっていらっしゃるよ、それに対して八幡市も力を貸しますよみたいな何かしらの支援をする意思があるのか。ここを明確に教えていただきたいんです。今、対策はやっていないですけど、この人たちも農家の担い手ですから、どうやっていくのかをちょっと考えていただきたいと思うんです。その点についてどうかということです。
これは石川県なんですけど、石川県羽咋市が全国初で学校給食をオーガニックにしたという、ここだけではなくてオーガニック、有機とか有機農とかは本当に全国でも普及していっています。まだまだ認知度も低いんですけれども、量よりも質を考えてやっていらっしゃる。その点についても進めていただきたいと思うんです。本市としてもう1回ちゃんとしっかりと、これは市長がまとめて言ってくださったらいいと思うんですけれども、市長のお考えとして聞きたいのと、あと農地の件ですよね。農家同士でやっていると。そういうことをやっていたら、例えばオーガニック農家たちがやりたいというときに情報をとれないですよね。それはどうするんだという点もありますし、オーガニック農家だけではなくて、新たに農家として、担い手として農家をやっていくんだという方々がいるとするではないですか。八幡市の方だったら、もしかしたらそういったコネとかを使って農業に参入できるかもしれないですけれども、本当に他市から入って農家をやっていこうかなとか、もしくは本当に最初の一歩から農家を始めようという方々にも情報が届かないような仕組みになっていると考えていいんですかね。それだったら一向に新しい農家がふえていかないのではないかと思って、そこは改善しなくてはいけないのではないかと思うんですけど、その2点を教えてください。
○菱田明儀 委員長 理事者、答弁願います。
小西農業振興課長。
◎小西道宏
農業振興課長 普及等の考え方についてお答えさせていただきます。有機野菜を生産されている農家でございますけれども、こういう有機野菜を信念を持って生産されているということで、いろいろなところに出かけていかれて、足を運ばれて、こういう野菜をつくっているんだという理解を得た上で独自の販売先とか販売ルートを確立されているとお聞きしております。反面、先ほどから申しておりますように農薬の規制がありまして、病害虫の発生でありますとか雑草が繁茂するということもございます。そういう一長一短がある中で、では隣の農家が有機野菜に取り組まれていることに対してどういう思いを持っておられるかということも考慮していかなければならないのではないかと思っております。そういう一長一短の中で、市が積極的にかかわっていくというスタンスではなくて、もう少し機運というんですか、日本全国的にこういうオーガニックの野菜の盛り上がりといいますか、そういう推移を見た上で判断していきたいと思っております。
ということで一長一短がありますので、市として積極的に支援していくという考えは今のところ持ち合わせておりません。
以上です。
○菱田明儀 委員長 堀口市長。
◎堀口文昭 市長 実は先ほど言ったように、小西課長は百姓をしているかどうか知りませんけれども、委員もまだされていないと思うんです。一般的な僕ら農家の感覚からいったら、それに移行するだけの感覚が非常に大変なんですよね。それが今、担当が言っているような技術的な問題とかがあって、辻さんにしても一部は少農薬でやっておられますし、全体の所得の中で計画的にオーガニックにしていくことを順次やっていかないと、一挙にはできないし、一挙にやってしまうと、はっきり言って所得がゼロになる可能性もあります。ですから現実の農家は、申しわけないですけれども、もう少しそろばんを弾いておられて、最終形を見ながらやっておられるわけですね。
逆に言ったら、それは一方で責任をとってやってもらえる。ところが、例えば一定成功すれば市場価値も高いわけです。オーガニックの辻さんのところのお米といったらかなり高いはずです。市場も評価するわけですよ。市場に出しても今はルートがないのではなくて、僕の知っている範囲内では、市場にちゃんと出せば、認定している場合としていない場合があるかもしれませんけれども、それなりにちゃんと市場の評価を得られるわけですので、だからこれに限ってするのではなくて、本当はそういう形で順番にしないと、恐らく単に応援するといっても実はなかなか難しい。
現実的に今の小西課長の答えが正しいんですけれども、どういうことかといえば、市の行政は個別の栽培方法についていえば、オーガニックでされるのか少農薬でされるのか、生育歴をGAPという形で、当該作物がどのような農薬を使ったとか、それは今、農家は認定を受けた制度でちゃんとしなければならないことになっていますから、そこへ向かっての一歩として努力されているわけで、今の八幡市の農政は、施設園芸とか環境整備について京都府とともに補助をしているということです。
だから、はっきり申し上げて、農法についてどうかというところまではまだ至っていません。それから、100%オーガニックになっていくというのは、僕の知っている範囲ではそういう農家はいないです。つまりそれはなぜかと言ったら、既存の受け継いだ農地は当然農薬を使っていますし、それを少農薬にしながら、もしくは関係なく一つ置いておいて、私も20年来つくっていない農地がありますから、そこから始めることは可能ですけれども、そういうふうに第1種兼業農家以上の人は農業収入で食べておられるわけですから、それはそれなりにみずから計算しながらされているわけですね。そこで逆に言うと、市に対して応援してよということは余りこれまでおっしゃっていないわけです。それはなぜかといったら、やっぱり自分の流儀でやっていく、そのかわり責任をとるということなんです。ただし施設とかが要る場合についていえば、それはちょっと援助してよという形の話が今までの中身でして、僕も個人的には場合によったら、草を刈ったときにその草を集めて、そこからそういう形でされている方に草を提供したこともあります。
だから、そういう形で今の既存の中でいうと、ある程度のシステムはあって、農家間でそういうことをされていて、それは恐らく地域の共同体の中の情報交換で一定されている。ただし農地については、おっしゃるようにちょっと問題があるのかもしれませんけれども、それは全体の話になりますので、農業委員会に届けてもらって聞いてもらうなり、事前にそういう連絡調整をしてもらわないと、待っていたら情報は集まらないというのは世の常なので、その辺のところは、そういう制度をつくるのかどうかについていえば、農家の方が農業委員会に相談していただければ、農地の管理は行政の中では農業委員会がやっていますので、そちらの方になると思いますし、オーガニックのところでいったときに、現に生活をされている農家の方がどういう形でしていって、どこでつまずかれたのかとか、もちろんそれは市が知っておかなければいけないではないかということならば、こちらの把握している範囲内で、把握していなかったら今後は把握するようになるということになると思います。
ですから、一挙にそういう形ではなくて、少なくとも僕の知っている範囲内では徐々に移っておられるし、最低数年から10年のタイムスパンを置いてやっておられるわけですよ。その間はちゃんと自分の才覚で稼いでおられるので、完成形の場合は確かにおいしいし、有機農法もしくはトマトでも、かつての青臭い、けれどもおいしいというような形のトマトもできますし、それは私も存じ上げていますけれども、そういう形になっていて、現実の所得補償を含めたことを農家は自分でやっているわけですよね。だから、今までの行政は施設園芸等でやっていくときにその部分を援助しているという状況ですので、有機農業にフォーカスした形の援助は現になかったということです。
○菱田明儀 委員長 山田委員。
◆山田美鈴 委員 では、一番この有機農家の問題の点で、自分たちはもっとつくりたい、量産したいという思いがある、これは実際に聞いた話です。でも、先ほど言ったように自分たちに農地の情報が回らない。もちろんこの方たちもJAとかいろいろな農業の組合にも入っていらっしゃるので、しかるべきことはやっていらっしゃるんですけれども、その中でも全然農地の情報が入ってこないとおっしゃるから私に相談が来たと思うんですね。では、それは先ほど市長が言ったように、情報が回らないということが問題だということはちゃんと認識していただいて、この人たちもつくりたいんだから、これだけしかつくれないからつくっていないというわけではないんですね。ちゃんと情報が回るような根回しではないですけど、そこを何とかやっていただきたいと思うのと、本市としては特にそれを押し出すことはないということでよろしいですかね。有機農業とかを特別押し出すつもりはないということでいいんですかね。それが八幡市の考え方ということでよろしいですかね。
以上です。
○菱田明儀 委員長 理事者、答弁願います。佐野
農業委員会事務局長。
◎佐野泰博
農業委員会事務局長 農地がなかなかないというご質問についてございます。八幡市の農地でございますけれども、やはり農家からも農地がないかと、それは有機農家でやっておられない農家からも、カウンターに来られたらちょくちょくお聞きすることがございます。全体的に見ておりますと、やはり農家に対して農地は少ないのではないかというのが今正直なところでございます。農地のあいたところがあれば貸してほしいというのは有機農家だけではなくて、一般的な従来どおりの農家もやはり言ってこられております。中には隣の久御山町あるいは京田辺市にまで農地を借りに行かれている。最近では八木町の方まで農地を借りて、農業をする農家もおられるという状況でございます。
そういった中で農業委員会で情報を持っていないのかということでございますけれども、あればいいんですが、全部借り手が利用権設定といって、農地の貸し借りの申請用紙をくださいと言って来られます。来られたら、貸し手と借り手がもう直接話をされて、書面だけを持ってきて承認するような行為になっているのが現状でございます。皆さん農家も努力をされて、近所に声をかける、あるいは知り合いに声をかけるということで農地を探されて、自分らで何とか確保されているというところが現実でございます。ですから有機農業をされる方にも、情報があれば出せるんでしょうけれども、有機農業をされる方もそういう情報を例えば地元で、あるいは知り合いを通して、農地はないだろうかと、自分が借りたいという情報発信もしていただけたらとは考えております。今のところの農業委員会として、バンク的な何か、空き情報がありますよというような情報すら持っていないのが今の八幡市の状況でございます。
○菱田明儀 委員長
小西農業振興課長。
◎小西道宏
農業振興課長 八幡市の支援という考えはないかということでございますけれども、先ほどご答弁させていただきましたように、今現在では具体的な支援策は考えておりません。
以上です。
○菱田明儀 委員長 山田委員。
◆山田美鈴 委員 支援ではなくて、支援はないというのはもう何回も聞いているんですよ。聞いている中で、これだけ努力されている有機農家がいらっしゃるので、その点について何か本市としてこの人たちをもうちょっと押し上げるではないけれども、別にお金をかけるとかではなくて、若い人たちがこういうものをつくっているということ自体は本当に貴重な存在だと思うんですよね。それについて市としてこういう方々を普及させていくなり、こういう方々が活動を頑張っていらっしゃいますよとか、後押しですよね。別にお金の問題ではなくて、そういった後押しをするような方向性にはないと、それは考えていないのかということなんですよ。普通の一般の農家も大変だと思うんですけれども、そういった農家かがメインになっていて、こういう方々の活動に特別着目するつもりはないのか、そこをちゃんと明確に教えてくださいと言っているんです。
私がもともとこの話を持ってこようと思ったのは、先ほど言ったように農業まつりの件です。今度予算を立てて農業まつりを開催されますよね。そこでやっぱりこの方たちも農業まつりの中で無農薬、有機とかこういった野菜をメインに持っていきたいという思いがあったんですけれども、そういった方たちに対して、無農薬とか有機という形では農業まつりの実行委員会みたいなところには参画されていないと。では参画できないんですかとお聞きしましたら、八幡市として支援している何かお金ですかね、補助か何かあれなんですけれども、支援している農家には実行委員会の中に入っていただけるという仮定でやっていますのでと聞かせていただいたんです。そういった支援している農家の取り組みの会の中にこういった方々も個人としては入っているんですけど、有機農作物をアピールするという点では入っていないんですよね。もうちょっとこの人たちが普通の農家とかのそういう活動の中に取り組めるような、すぐに入れるような仕組みというのか、それじゃあ支援してあげてくださいよって。それだけお願いします。
○菱田明儀 委員長
山田環境経済部長。
◎山田俊士
環境経済部長 農業まつりの件でございますけれども、実行委員会形式でやっておりまして、いろいろな団体にご参加いただいております。その中で自主的なイベントのつくり上げをしていこうと、今いろいろと議論しているところでございます。各団体が何ができるのか、どんなことがしたいのか、自主的にやっていただくようにしております。その中には今のところオーガニックを広めたいというようなことは提案されておりません。
以上です。
○菱田明儀 委員長 山田委員。
◆山田美鈴 委員 提案されていないということですけど、入れるとわからなかったんです。では今のところ提案したら実行委員会に入れていただけるんですかね。まだまだ先、時間があるではないですか。そこで自分たちの有機の農作物をやりたいんだと、1個ブースか何か入れたいんだというような方々は、有機を普及させるという点で実行委員会の中に入ることができると考えていいですか。できるんですか。それを教えてください。
○菱田明儀 委員長 理事者、答弁願います。
山田環境経済部長。
◎山田俊士
環境経済部長 実行委員会形式でやっておりますので、それは実行委員会の中でお決めになることだと考えております。
○菱田明儀 委員長 ほかにありませんか。
中村委員。
◆中村正公 委員 今、農地等の違法盛り土が何年か前から挙げられていますが、場所として八幡山田地域と内里地域と、下奈良地域のシャロンの跡地は産廃だという話なんですが、今の現状についてお聞かせください。その後、進展とかはあるのかどうか。
それから、民泊についてなんですけれども、公衆衛生の確保や地域住民とのトラブルの防止など、そういうルールのもとで健全な民泊サービスの普及を図るとして民泊新法が2018年6月にスタートしています。本市にも何カ所かあると伺っているんですが、本市にある民泊の状況を教えてください。京都市なんかでは違法民泊がかなり問題視されて、住民とのトラブルがあったりしていますが、八幡市にある民泊について、どのようなところで行っているのか、その内容についてお聞かせください。
もう1点は、農業委員会についてですけれども、農業委員会法が変わって、農業委員の制度が農業委員と農地利用最適化推進委員という構成になって、そういう中で1期目の最後の方で農業委員会に入らせてもらったんですが、今、議会枠の農業委員がないということで、なかなか農業委員会の様子なり農地の様子が議会に聞こえてこない、見えないという状態がある中で、農業委員会法が変わって農業委員と最適化推進委員になって、どんな状況になっているのか。問題はあるのか、ないのか。それと、農業委員は何人で最適化推進委員が何人か、お聞かせください。
○菱田明儀 委員長 理事者、答弁願います。小久保環境保全課環境管理係長。
◎小久保暢洋 環境保全課環境管理係長 盛り土の現状についてのご質問にお答え申し上げます。平成28年5月に確知しました八幡山田地域の盛り土でございますが、平成30年9月11日に京都府山城北保健所と同日付で発出した除去命令を履行しないため、早急に土砂の撤去を履行するよう、事業施行者に対して令和元年5月7日付で3回目の警告文書を送付しております。除去命令発出後、事業施行者に対して毎朝電話をかけ、毎日の現場パトロールも継続して行っております。また、事業区域の雑草繁茂や放置されている廃棄物については、事業施行者に対して除草や廃棄物の撤去の指導をするとともに、一部の土地所有者に対しても除草や廃棄物を撤去するよう働きかけております。
元シャロンの跡地や内里北ノ口の田畑のかさ上げの堆積行為につきましては、廃棄物まじりの土砂が持ち込まれたため、京都府山城北保健所が廃棄物処理法に基づく産業廃棄物撤去の指導を継続して進められているとのことでございます。
以上です。
○菱田明儀 委員長 大洞
商工観光課長補佐。
◎大洞真白
商工観光課長補佐 民泊についてのご質問にお答えいたします。本市内の民泊すなわち住宅宿泊事業者でございますが、現在2件ございます。1件は八幡市八幡、もう1件は男山にございます。両者とも昨年6月に京都府の方に届け出が受理され、営業が可能となっております。これまでのところトラブル等は聞いておりません。その他、違法民泊があるという状況も伺っておりません。
○菱田明儀 委員長 小坂
農業委員会事務局長補佐。
◎小坂富美子
農業委員会事務局長補佐 農業委員会の活動についてのご質問にお答えいたします。平成28年4月1日の農業委員会等に関する法律の改正に伴い、本市農業委員会におきましても平成29年7月20日より農業委員14人、農地利用最適化推進委員8人の計22人の体制で活動をスタートしていただきました。改正法におきましては、農地利用の最適化の推進が農業委員会の任意業務から必須業務となり、各担当地区の農地利用最適化推進委員と農業委員が連携して、耕作放棄地の発生防止のため農地パトロールを行っております。また、遊休農地所有者に利用意向調査を行い、規模拡大を希望する農家に農地をあっせんするなど、担い手への農地集積を進めていただいているところでございます。
農地利用最適化推進委員が毎月開催されている農業委員会総会に出席して、農地の貸し借りや売買、農地転用の許可申請などの状況について共有することで、担当地区の農地利用最適化の推進活動につなげていただいておるところでございます。
以上です。
○菱田明儀 委員長 中村委員。
◆中村正公 委員 ありがとうございます。違法盛り土の件はなかなか改善されていかないんですが、内里のところは通学路でもあったりして、そこに産廃が投棄されている状況であります。その後、ないようにパトロールをし、電話をかけているということですけれども、これをどういうふうに進めていったらいいのかというのは非常に行政の方も悩むところなのかもわかりませんが、何とか処理できるような方法を府と一緒に探ってほしいと思います。
民泊の方ですが、八幡市にちゃんと届け出をして適正な状況でされている民泊が2件あると。八幡市に宿泊施設が少ない中で、やはり八幡市のおもてなしとか八幡市の観光も含めて知ってもらう中で、ちゃんとした民泊はいいものだと思うんですけれども、その中で八幡市はこの2つの民泊に対して相談に乗ったり提案したりということはあるのか、あったのか、お聞かせください。
農業委員会の制度の変更の中で、農業推進委員の役割もということで、農地利用最適化推進委員が月1回されている農業委員会に出席し、土地を守ることとか農地法に基づくものをされているということですけれども、はっきり言ってなかなか見えてこないですね。そこにこっちがいないわけですから当たり前ですけれども。農業委員会は農地の番人であるわけですから、農地の番人の役割が十分発揮できるような農業委員会であってほしいです。今の状況が具体的にわからないので、農業委員会としての役割を果たしてほしいという要望です。
○菱田明儀 委員長 理事者、答弁願います。大洞
商工観光課長補佐。
◎大洞真白
商工観光課長補佐 民泊について、その2件の民泊の事業者に対して相談に乗ったり提案の機会があるのかというご質問でございますが、この住宅宿泊事業法といいますのは、制度や運営など全般に係る点につきましては京都府の各関係部局が対応することとなっておりますが、市内で営業されています2件につきましては、随時窓口に来られて相談に乗ったりする機会はございます。さらに観光のPRに関して適した機会などがあれば、京都府の観光連盟などもご紹介させていただいております。
○菱田明儀 委員長 中村委員。
◆中村正公 委員 最後に、その2件ある民泊で一体何人ぐらいの収容人数になるのか教えてください。
○菱田明儀 委員長 大洞
商工観光課長補佐。
◎大洞真白
商工観光課長補佐 宿泊人数のご質問にお答えいたします。1件の八幡にあります方が最大4人でございます。もう1件男山にあります方は最大2人と伺っております。
○菱田明儀 委員長 山田委員。
◆山田美鈴 委員 通告していなかったんですけど、先ほどの民泊の件で追加でお聞きしたいんです。例えば違法の民泊をされているところがもしかしたらあるかもしれないと思うんです。私のところのマンションで今話題になっているのが、民泊を行っているのではないかということで、すごい話になってきていて、入れかわり立ちかわり外国人の方もしくは知らない方を目にするということがあったんです。違法民泊について調べたり、何かしらの対処はこの八幡市でできることなんでしょうか。それとも京都府に求めなければいけないのか、その点だけ教えてください。
○菱田明儀 委員長 大洞
商工観光課長補佐。
◎大洞真白
商工観光課長補佐 違法民泊に対する取り締まり等のご質問でございますが、こちらは制度上、都道府県が行うことになっております。違法に対する情報といった点につきましても、八幡市を含め京都府の保健所の方で取り扱っておりますので、こちらも情報を把握した際にはそちらと相談させていただくという形になっております。
○菱田明儀 委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○菱田明儀 委員長 ないようでありますので、これで
環境経済部の所管事項の審査を終結いたします。
ここで説明員の入れかえを行いますので、暫時休憩いたします。
午前11時34分 休憩
――――――――――――
午前11時42分 再開
○菱田明儀 委員長 休憩前に引き続き、会議を開きます。
審査に先立ちまして、理事者より説明員の自己紹介を受けたいと思います。
(
説明員自己紹介)
○菱田明儀 委員長 暫時休憩します。
午前11時45分 休憩
――――――――――――
午後 1 時00分 再開
○菱田明儀 委員長 休憩前に引き続き、会議を開きます。
これより
都市整備部所管事項の審査に入ります。
都市整備部より報告事項がある旨、申し出を受けております。
それでは報告願います。東都市整備部長。
◎東睦 都市整備部長 都市整備課から報告事項が合計7件ございます。各担当課から報告申し上げます。よろしくお願いいたします。
○菱田明儀 委員長 多賀都市整備課整備係長。
◎多賀正記 都市整備課整備係長 都市整備課より、野神線道路整備事業費の繰越予算流用についてご報告いたします。
お手元の資料1をご参照ください。市道野神線は全延長に対して約7割の歩道整備が完了しているものの、一部は未整備であり、また車道付近もその前後と比べて狭所となっております。本事業は国道1号から八幡市役所、京阪八幡市駅への歩行者等の安全確保を図るため、また大型車等の交通の円滑化のため車道拡幅、歩道整備を行うものでございます。
本事業は平成29年度に事業着手し、これまで用地取得を進め、必要な用地20筆のうち19筆について用地契約を締結したところでございます。現在残る1筆の取得に向け用地交渉を進めているところですが、当該地で事業を行っている借家人から、市の用地取得により借地面積が減少し事業継続が困難となるとのことから、工場機能の移転を主眼とした営業補償や移転補償を求められており、用地取得のめどが立っていない状況でございます。昨年度に引き続き用地取得を進めるため、平成30年度予算6,050万円のうち6,000万円の予算繰り越しを行っておりますが、このうち契約済みを除く3,452万7,000円につきましては、さきの状況から判断して今年度内の執行は困難であると考えております。このことから、本事業と同じ社会資本整備総合交付金事業である単独道路等整備事業に繰越予算の流用を行い、従来予定していた市内道路の舗装修繕を一部先行して実施することとしております。今後も引き続き残る1筆の取得に向け用地交渉を進め、早期に整備着手できるよう進めてまいります。
続きまして、各道路事業の進捗状況についてご報告いたします。お配りしております資料は、資料2-1から資料2-4の計4枚でございます。
初めに、二階堂川口線バイパス事業についてご報告いたします。資料2-1をご参照ください。市道二階堂川口線は国道1号から府道八幡木津線を結び、二階堂区の集落の中を通過する路線ですが、幅員が最小5メートル程度であるにもかかわらず第二京阪道路及び国道1号の通過交通が流入している状況でございます。本事業は歩行者の安全確保と交通の円滑化を図るために、延長約550メートルのバイパス道路などを整備するものでございます。
本事業は平成22年度に事業着手し、これまで用地取得を進め、その取得が完了したところから順次工事を進めてまいりました。昨年8月には残る1筆の用地取得が完了したことから、今年度は当該箇所を含む区間の工事に着手する予定としております。本バイパスの整備としましては、現道及び都市計画道路八幡田辺線との交差点部分を残し、今年度の工事をもって概ね完了する予定でございます。
本バイパスのその先線である都市計画道路八幡田辺線につきましては、現在京都府により用地取得が進められており、必要な用地44筆のうち17筆の取得が完了したと伺っております。なお、本バイパスの供用開始には都市計画道路八幡田辺線の整備が必要不可欠であることから、現時点では未定でございます。
次に、橋本駅前広場整備事業についてご報告いたします。
資料2-2をご参照ください。橋本駅前広場整備は、駅へのアクセス向上や駅利用者の利便性向上などを目的に、既設の駅ロータリーをできる限り橋本駅に近づけるとともに、イベントや災害時の一時避難場所にも活用できる広場も備えた形での整備を平成29年度から開始しております。整備内容としましては、新設ロータリーを含む駅前広場約5,700平方メートルの整備を行い、それにつながる延長約30メートル、幅員約15メートルの新設道路の整備を行います。これまで道路の詳細設計、現地測量などを行い、地元説明会などで地域住民のご意見を伺いながら整備計画の策定を進めてまいりました。去る5月26日の地元説明会では整備計画の最終案をお示しし、計画案を固めたところでございます。
整備計画の概要についてご説明いたします。新設ロータリー内には現在運行している京阪バスの乗降場やタクシーの乗降場、障害をお持ちの方のための福祉乗降場などを配置いたします。また、津田電線踏切と橋本駅改札口とで約4メートルの高低差があることから、車椅子の方でも広場をご利用できるよう、ロータリーと改札口を結ぶスロープや通路屋根を設置します。また、広場内にはバリアフリー対応の多目的トイレを設置します。広場内の舗装につきましては、黒いアスファルト舗装ではなく、いわゆるインターロッキングブロックといった景観に配慮したもので整備します。また、この広場内は警察との協議により自転車の乗り入れを全面禁止とした歩行者専用の広場となりますので、自転車も通行できるよう線路沿いに自転車通行帯を整備します。そのほかイベントに合わせてレイアウトを変更できる可動式ベンチや、周辺の観光地などを紹介する周辺案内サイン、地域住民の皆様が愛着を持って育てていただけるような花壇などを設置します。また、駅前広場整備に伴い現在の市営焼野駐輪場が廃止となるため、それにかわる新設駐輪場を駅前広場南西の線路沿いに京阪グループが計画しています。
本事業に係る用地取得につきましては、筆数22筆、面積約6,200平方メートルを予定しております。また、木造アパートなどの主要な物件4件の移転補償なども予定しております。今年度より用地取得に着手し、来年度以降、段階的に整備を進める予定としております。
次に、科手土井線道路整備事業についてご報告いたします。
資料2-3をご参照ください。本事業は京都府により実施された木津川御幸橋の架け替え、市道移築などの工事に引き続き、本市において移築後の道路跡地にて歩道や広場の整備を行うものでございます。
平成24年度に事業着手し、これまで道路の設計や地元説明会、沿道住民との調整を進め、平成28年度、平成29年度の2カ年で整備を行う予定としておりました。しかし、御幸橋架け替えの時期から道路の移築工事など機会があるたびに説明会にも参加されておられた沿道住民から、平成28年度の工事発注直前に整備内容の大幅な変更を求められ、工事着手は難しいと判断し工事発注を見送った経過がございます。これまでご意見をいただいた沿道住民との調整は継続して行ってまいりましたが、現在までに理解が得られず整備を中断している状況でございます。早期の整備に向け、今後も引き続き沿道住民との調整を進めてまいります。
次に、国道1号戸津地区歩道整備事業についてご報告いたします。
資料2-4をご参照ください。本事業は国道1号戸津地区の約1.9キロメートルの区間の道路両側に、幅員3.5メートルの歩道と中央分離帯を、道路管理者である国土交通省により整備されるものでございます。事業区間の北側から主要交差点ごとに第1工区、第2工区、第3工区の三つの工区に分け、事業区間の歩道整備を平成29年度から概ね10年間をかけて段階的に進める計画とされています。歩道整備に合わせて本市は上下水道の布設を行う計画としており、布設効果の早期発現が期待される第2工区、八幡戸津交差点から八幡中代交差点間を先行し事業を進めていただいており、これまで本市も協力し、地権者への事業計画の説明や用地取得に向けた用地測量、物件調査が実施されたところでございます。本年度から本市が国土交通省から用地事務の委託を受け、用地補償の前さばきである補償説明から契約締結までの事務を開始しており、この7月から各地権者に対し具体的な補償内容のご説明に伺うこととしております。
先行して整備を実施する第2工区の今後の予定ですが、本市が用地事務の令和元年、令和2年度の2カ年で用地取得を行い、用地の取得状況にもよりますが令和3年、令和4年度の2カ年をかけて整備工事を実施し、第2工区の状況を見ながら、第3工区、第1工区の順に整備を進める予定であると国土交通省から伺っております。
以上です。
○菱田明儀 委員長 坂井都市整備課主幹。
◎坂井隆治 都市整備課主幹 続きまして、空き家調査の結果について報告いたします。
お手元の資料3をご参照ください。まず、本件は本市における空き家等の現状を把握することを目的として調査を実施いたしました。2、調査概要をごらんください。調査の内容につきましては、まず現地調査を行うために水道の使用状況、市固定資産課税情報、市把握空き家情報をもとに机上調査を行いました。現地調査については建物の有無、電気ガス使用状況、生活感などの判定基準をもとに調査を行い、建物の危険度や不良度などの判定を行いました。3、現地調査結果をごらんください。机上調査で得られた1,673件を対象とし現地調査を行い、1,167件の空き家棟数を判定いたしました。空き家等の分布といたしましては、橋本、八幡、八幡中央などの旧市街地に多くございました。4、管理不全度総合評価をごらんください。現地調査をもとに空き家等の管理不全度総合評価を行い、管理不全度の低いC、Dが6割でございました。5、アンケート調査結果をごらんください。空き家所有者に対して利用状況や維持管理状況などのアンケート調査を行い、有効回答として528件で49.7%の回答を得ました。このことから空き家に対する意識が非常に高いことが伺えました。
今後の対応につきましては、空き家等の状況に関して管理不全度が低く居住できる状態のものが多いため、住宅ストックとしての活用も可能であることから、定住促進化につながる空き家等の利活用を推進するため、一般社団法人八幡市空き家バンクなどの情報を広く周知します。
アンケートの結果では、空き家の発生理由として「別の住居へ転居した」、「住んでいた人が亡くなった」が多く、空き家に対する対応に悩まれている方に対して相談ができる窓口を設置するなどの対応策を検討いたします。
管理不全度の高い空き家に対しては、これまでの取り組みにより一定の成果が見られることから、従前のとおり所有者調査、適正管理依頼を行います。また、先進事例などを研究し、本市に即した空き家対策を検討してまいります。
以上、空き家調査の結果について報告を終わります。
○菱田明儀 委員長 栗本道路河川課公園緑地係長。
◎栗本直明 道路河川課公園緑地係長 道路河川課より、八幡市民体育館及び八幡市都市公園の利用料金の改定についてご報告いたします。
資料4をごらんください。本年10月に予定されている
消費税率改定への対応として、八幡市民体育館及び八幡市都市公園の利用料金の改定を行うことといたしました。利用料金の改定につきましては、指定管理者であります公益財団法人八幡市公園施設事業団が定める現在の利用料金に増税分の2%相当を転嫁するものです。利用料金の改定に当たっては、八幡市公の
施設指定管理者条例第9条により指定管理者が利用料金の額を定めることとされております。
資料4の表は、現行利用料金と消費税10%に対応した新利用料金の対比をお示ししております。八幡市都市公園条例及び同施行規則並びに八幡市民体育館条例及び同施行規則で定められている使用料は、消費税5%に対応した税込金額となっております。現行利用料金は、条例及び規則で定められた額を1.05で除し得られた額に1.08を乗じて10円未満を切り捨てた額としております。10月に改定を予定しております新利用料金は、現行利用料金を1.08で除し得られた額に1.1を乗じて10円未満を切り捨てた額といたします。なお、八幡市民体育館のアリーナや都市公園の多目的広場のように部分使用が可能な施設につきましては、全面使用と部分使用の新利用料金をそれぞれ算出すると、利用区分によって利用料金の整合がとれないところがございますことから、料金間の微調整を行い決定しております。
○菱田明儀 委員長 増永管理・
交通課長補佐。
◎増永浩子 管理・
交通課長補佐 管理・交通課より、市内ゾーン30の整備状況についてご報告申し上げます。
資料5-1をご参照いただきたいと思います。この資料は、本年4月末時点の八幡市内におけますゾーン30の最新の整備状況を地図上に表しております。これまで平成25年度に赤①八幡小学校南地区の整備、供用を初めとしまして、翌年度の平成26年度には②美濃山小学校区の欽明台西北・南地区、平成27年度には③くすのき小学校西地区、平成28年度には④南山小学校西地区、平成29年度には⑤橋本小学校西南地区、そしてこの4月に⑥橋本小学校北東地区の整備、供用を行いました。なお、橋本小学校区につきましては、八幡市四区自治会や西山地域町内会連合会の要望に基づいた整備区域が広範囲にわたりましたため、2カ年に分けて整備を行ったものでございます。
以上、市内ゾーン30の整備につきましては、道路管理者であります八幡市だけでなく、交通規制については八幡警察や京都府警察本部と、整備区域内の効果検証データ分析などについては京都国道事務所、また通学路等の安全対策として区域内の整備内容の立案、情報共有については学校や市教育部、地元自治会と連携しながら行ってきたところでございます。
資料5-1の説明に関しては以上でございます。
続きまして、資料5-2をご参照いただきたいと思います。本年4月に整備、供用されました最新のゾーン30、橋本小学校北東地区についてご説明申し上げます。区域につきましては図の中の赤色の破線で囲まれております範囲で、先ほどの資料5-1と合わせてごらんいただくとわかりやすいと思いますが、昨年整備いたしました⑤橋本小学校西南地区のちょうど右手側、北東側でございます。資料5-2の北は橋本西山本、南は西山地域、西は市道橋本南山線とあらかし近隣公園に面する市道足立石ケ谷線と、それの北に続きます市道栗ケ谷2号線、東は男山雄徳との境界に続く山裾で区切られた区域で、合計の面積は約57ヘクタールでございます。
整備の内容といたしましては、ゾーンの入り口にゾーン30の路面標示、また警察による時速30キロメートルの規制標識、そして茶色であらわしております交差点のカラー舗装、そのほかT字やクロスで表しております交差点標示の設置となっております。また、区域内の一部の路側線やドット線の塗り直し、通学路注意等の路面標示、通学路となるメイン道路に黄色の警戒標識2基を設置しております。そのほか今回新たな試みとして、ゾーン内の主要生活道路、市道意足1号線、これはコミュニティバスも通っております路線でございますが、そちらに資料5-2の左下の写真が載ってございますが、道路脇両脇にポールを設置いたしまして、これにより道路幅を狭めております。これを狭窄と申しますが、これを2カ所設置しております。これによりまして通過車両の減速効果が得られると考えております。
市内ゾーン30の整備状況についてのご報告は以上でございます。
○菱田明儀 委員長 梅地住宅管理課整備係長。
◎梅地加奈子 住宅管理課整備係長 住宅管理課より、八幡市市営住宅ストック総合活用計画、八幡市市営住宅長寿命化計画について報告いたします。
資料6をご参照ください。前回の改訂から5年を経過したこと、国が公営住宅等長寿命化計画策定指針を平成28年8月に改訂されたこと、八幡市人口ビジョンによる八幡市の人口が2040年には6万1,000人程度まで減少すると予想されていること、また、高齢化に伴う納税義務者の減少による税収の減少や社会保障関連経費の増加等に伴い収支バランスの悪化が想定されていることなどの社会経済情勢の変化に即した計画とするため、平成31年3月末に改訂いたしました。
現在、本市は公営住宅が9団地38棟181戸、改良住宅が7団地64棟406戸、合計16団地102棟587戸を管理しております。国の策定指針において管理するストック全体の点検、修繕、改善サイクル等を勘案して、一定程度の計画期間を確保する必要があることから、計画期間は10年間以上で設定することになっております。
計画目標年度の令和10年、2028年度までに、市が管理する587戸のうち市営住宅の建てかえや処分の基準となる法定耐用年限を経過する住戸が公営住宅で62戸、改良住宅で125戸、全体で合計187戸、全体戸数の31.9%となる見込みです。
本市における住宅確保要配慮者等の居住の安定を図るため、市営住宅の適正供給と保有ストックの効率的な整備、管理に係る中・長期的な方針を示す八幡市市営住宅ストック総合活用計画においては、市の将来世帯数の推計や国のストック推計プログラムを用いた中・長期的な著しい困窮年収未満の世帯数を推定すると、計画期間である10年間は現在より微減で推移するものと推察しています。この著しい困窮年収未満の世帯数を市営住宅、府営住宅、生活保護世帯やUR住宅などの民間賃貸住宅が担う必要があります。また、市営住宅の既存ストック、入居率や需要、将来に向けて想定される人口減少を考慮し推計すると、令和10年、2028年度で468戸の住宅を確保できれば、供給バランスが崩れることなく市営住宅運営が可能であると考えられます。
このことから、住宅確保要配慮世帯の居住安定に向け、低所得者向け住宅の確保、供給という公営住宅法の趣旨にのっとり、本計画期間の最終年度となる令和10年、2028年度末時点での市営住宅ストックの目標管理戸数を460~470戸程度とし、その他の住宅確保要配慮世帯への対応にあっては、府営住宅やUR住宅など市内の公的賃貸住宅や新たな住宅セーフティネット制度に基づく住宅確保要配慮者向け民間賃貸住宅等を含めた活用の促進により、多面的な住宅セーフティネットの形成を目指すこととしております。
次に、八幡市市営住宅長寿命化計画は、ストック総合活用計画に基づく市営住宅の適正供給と保有ストックの効率的な整備、管理を推進するために、住宅既存ストックの予防・保全的な観点から修繕、改善についての計画を定め、長寿命化による更新コストの削減と事業量の平準化を目的としております。しかし、市営住宅ストックの3割近くが本計画期間の終了年度に法定の耐用年限を経過。その中には耐震性能や居住性能が不足する住棟もありますが、これらの建物を10年間で建てかえることは困難でありますことから、平成31年度から令和10年度までの計画期間に次の事業の実施を予定しています。
1点目は、改善事業についてです。耐震改修、防犯性や落下、転倒防止等生活事故防止に配慮した改善を行う安全性確保型改善事業、耐久性の向上や躯体の劣化の軽減、維持管理の容易性向上の観点から予防・保全的な改善を行う長寿命化型改善事業、住戸規模、間取りの改善や住戸、住棟の機能向上を行い、居住性を向上させる居住性向上型改善事業、高齢者等が安全・安心して居住できるよう住戸内、共用部、屋外のバリアフリー化を進める福祉対応型改善事業の各種事業を20棟152戸実施する予定としております。
2点目は、大規模改修についてです。原則、改善事業として長寿命化型改善事業とあわせて実施することにしており、17棟128戸実施する予定としております。
3点目は、建てかえ事業についてです。本計画期間においては、安全性確保型改善事業、福祉対応型改善事業を優先的に実施することとしており、建てかえ事業は実施しないこととしております。
4点目は、用途廃止についてです。法定の耐用年限超過や耐震・居住性能不足の住棟26棟118戸について、既存住宅ストックへの住みかえによる集約を行い、住宅としての用途を廃止する予定としております。なお、集約後の跡地利用は、今後京都府などの関係機関の協力も得ながら検討を行うこととしております。
また、全ての市営住宅ストックにおいて、これらに含まれない日常的な個別の修繕工事を経常修繕とし、点検において必要が確認された場合は随時修繕を実施することとしております。
○菱田明儀 委員長 荻野
住宅管理課長補佐。
◎荻野哲也
住宅管理課長補佐 市営住宅等空き家入居者募集につきまして報告いたします。
お手元の資料7をご参照ください。募集住戸は市営住宅2戸、府営住宅5戸、合計7戸です。府営住宅5戸のうち1戸は優先入居対象住戸としております。令和元年度募集につきましては、受付期間を令和元年6月3日月曜日から21日金曜日までの間とし、市役所2階住宅管理課において受け付けをしました。資料では6月14日現在の件数をお示ししておりますが、6月21日で募集は終了しておりますので、その結果を報告いたします。募集終了の6月21日金曜日では39件の応募があり、倍率が5.6倍でございます。今後の予定としましては、6月下旬から7月中旬に応募者全件の実態調査を実施いたします。7月下旬に住宅審議会を開き、実態調査結果に基づき優先入居者、抽選参加者、申込失格者の決定をいただき、8月初旬に公開抽選会を行います。決定者の入居は8月中旬の予定でございます。
以上、市営住宅等空き家入居者募集の報告でございます。
○菱田明儀 委員長 ただいまの報告事項につきまして、委員より質問等はありませんか。
横須賀委員。
◆横須賀生也 委員 資料2-2の橋本駅広場計画図について4点質問させていただきます。
1つ目の質問としまして、モニュメントがロータリーのところと駅に近い歩道部の2カ所に記載されておりますが、何を置かれる予定ですか。また、モニュメントが決定しているなら選定理由を教えてください。
2つ目の質問としまして、今後の用地取得の計画はどのようになっていますか。
3つ目の質問として、京阪開発予定地と記載された部分について、具体的な計画案はございますでしょうか。
4つ目の質問としまして、先ほどの説明とかぶる点もあるかと思いますが、駅の利便性についてはどのような工夫をされていますでしょうか。
続きまして、資料3の平成30年度空き家調査結果概要について2点質問させていただきます。
1つ目の質問としまして、4の管理不全度総合評価の部分で、建物の危険度をAAやAからDの5段階で分けられていますが、それらの具体的な選別基準を言葉で表現できるのであれば教えてください。
2つ目の質問としまして、5のアンケート調査結果の今後の対応という箇所の真ん中あたりに、空き家に対する対応に悩まれている方に対して相談できる窓口を設置するなどの対応策を検討しますと記載されておりますが、実際に窓口を設置される場合はどのように市民の方に対して周知される予定ですか。
続きまして、資料5-1の八幡市内ゾーン30整備概要について1点質問させていただきます。
①~⑥まで各小学校区における直近約5年間の整備概要が記載されておりますが、さくら小学校地区や中央小学校地区など他の地区について今後の整備予定はありますでしょうか。
以上よろしくお願いいたします。
○菱田明儀 委員長 理事者、答弁願います。森本都市整備課主幹。
◎森本芳文 都市整備課主幹 橋本駅前広場についてご質問いただいた点についてお答えさせていただきます。
まず、モニュメントについてお答えさせていただきます。モニュメントはこの整備において2カ所ございます。まず橋本駅付近の1カ所につきましては、橋本地区には古くから石清水八幡宮の参道があったことから、石清水八幡宮から常夜灯を譲り受けたものをモニュメントとして設置する計画としております。夜間にはあたりに幻想的な雰囲気を創出するといった演出を考えております。もう1カ所のバスロータリー南側には、現在の橋本駅前に長年設置されておりました火の見やぐらを改造してモニュメントにできないかと考えております。現在検討を行っている最中で、まだ内容が決定したものではありませんが、今後、地元区の意見を伺いながら決定していきたいと考えております。
続きまして、今後の用地取得の計画についてお答えいたします。用地取得は土地建物所有者の意向などもございますので、現時点で取得完了の時期をお示しすることはできませんが、今年度を含めて概ね2カ年での完了を目標に用地取得を進めてまいりたいと考えております。
以上でございます。
○菱田明儀 委員長 中野都市整備課指導係長。
◎中野健太郎 都市整備課指導係長 京阪グループの開発内容についてお答え申し上げます。京阪グループが計画されている開発事業につきましては、福祉や住宅、医療などをキーワードとした土地利用を検討されていると同グループから伺っておりますが、現時点では具体の整備内容については示されておりません。
○菱田明儀 委員長 小川都市整備課長補佐。
◎小川友基 都市整備課長補佐 駅前広場の利便性に関するご質問にお答えいたします。駅前広場の整備計画を策定するに当たっては、駅へのアクセス向上や、多くの人が集いにぎわう、障害をお持ちの方やお年寄りから子どもまで多くの方が安全で快適に利用できる駅前広場とすることなどを柱に検討を進めてまいりました。新設ロータリー内には障害をお持ちの方のための福祉乗降場や、橋本の地形から駅への送迎を想定した一般車両が乗降できるスペースの配置、また、降雨時に駅利用者が濡れないようロータリーから改札口までの通路屋根の設置、にぎわい創出のための地域交流の掲示板、モニュメントの常夜灯の設置など、人が滞留し交流いただけるしつらえとしております。その他、バリアフリー対応型トイレの設置はもちろんのこと、イベントにも使用できる電源設備を備えたスペースなど、当広場は単に交通結節点の機能としてだけではなく、にぎわい創出の場としても活用いただけるよう計画しております。
続きまして、資料3、空き家の管理不全度評価に関するご質問にお答えいたします。評価項目につきましては、国土交通省が定める特定空き家等に対する措置に関する適切な実施を図るために必要な指針、ガイドラインを参考に基準を定めて実施いたしました。横軸の建物危険度につきましては、建物の傾斜、屋根の破損、外壁の破損等の項目について評価を行い、縦軸の衛生状態及び環境保全の危険度につきましては、ごみの堆積、悪臭、異臭や門扉等の破損、雑草、樹木の状況について評価を行いました。
○菱田明儀 委員長 坂井都市整備課主幹。
◎坂井隆治 都市整備課主幹 空き家の相談窓口の周知の方法についてですが、これまでも都市整備課を空き家の相談窓口として各種対応を行ってきたところであります。一般社団法人空き家バンクの利活用が進むよう、ホームページや広報などにより広く周知する計画としております。
○菱田明儀 委員長 増永管理・
交通課長補佐。
◎増永浩子 管理・
交通課長補佐 ゾーン30の整備についてのご質問にお答えいたします。資料5-1の①から⑥のエリア以外の整備につきましては、今年度にさくら小学校区の整備を予定しております。それ以外の計画につきましては、現在のところ予定はございません。
○菱田明儀 委員長 横須賀委員。
◆横須賀生也 委員 ご丁寧にご答弁いただきありがとうございます。答弁に対する再質問はいたしませんが、資料2-4の国道1号戸津地区歩道整備事業の進捗状況について要望がございます。本件は国土交通省が事業主体で、本市は用地取得事務の受託を行い用地買収を進めていくものです。用地買収は、たとえ住民の方が反対しても絶対に進めなければならない大変なことだということは重々察しますが、現状の歩道は狭くて大変危険で人命にかかわることであり、また、歩道がないことは近隣のまちにおくれをとっているということが顕著にわかることでもありますので、遅滞なく進めていただきますように要望いたします。
以上でございます。
○菱田明儀 委員長 ほかにありませんか。
中村委員。
◆中村正公 委員 まず資料1の野神線道路整備事業費の件ですが、20筆の中で残りの1筆が全体の半分近くを占めるわけですね。補償内容は建物の大幅な変更とありますが、写真を見る限りでは整備区域に建物部分がかかっているようには見えないんですけども、ほかのところにあるのかもわかりませんが、建物移転の詳細について教えてください。
資料2-1、各道路事業の進捗状況について、二階堂川口線バイパス事業の進捗状況についてですが、二階堂川口2号線は用地買収が100%済んで、接続される都市計画道路の用地取得が38.6%だということで、この都市計画道路が供用開始されないと今のバイパスも供用開始されないということですが、そしたら完成見込みがつかないということでよろしいんですか。大体どのぐらいを見通して京都府と協議されているのか教えてください。
橋本駅前広場の件ですが、一般質問でも質問しましたけれども、駅に続く道路についてですが、改札口付近は非常に道路が狭くて、朝、車両の通行が規制されています。計画図では、西遊寺の一番駅に近いところまで今度は広い道になります。朝夕の車両通行対策はどのように考えられるのか。この図面でいったら真ん中の、とまれとある栗ケ谷からおりてくる道なんですが、結構この道を車で来ている人がありますので、その辺はどのようにお考えでしょうか。
今、橋本駅の前を通って通学路があるんですけれども、駅前広場の東側の道路には歩道がないわけですが、駅前広場の中を通過するとお聞きしたと思うんですけれども、道路に横断歩道等を設けるという計画等はなかったんでしょうか、お聞かせください。
新設の駐輪場から駅への動線なんですが、横断歩道がないけれども駐輪場から道路を渡って、または踏切を渡って反対の方に行くということで、ここに横断歩道は要らないのかどうか、お聞かせください。
広場に新設されるトイレなんですけれども、バリアフリー対応ということですが、便器が幾つどういうふうに入るとか、規模、設備等を教えてください。
橋本駅の南交差点の信号の件ですけれども、一般質問でも言いましたが、なかなかつかないんですけれども、そもそも橋本南山線の延伸計画のときには信号の設置を検討されていたのか、いなかったのか、教えてください。
科手土井線の道路整備の件ですけれども、先ほど説明がありまして、設計していて着工というときに沿道の住民からの申し入れがあったということですけれども、5年たっているわけですね。何が問題で計画の大幅な変更になるのか、現在どのような継続的な協議が行われているのか、教えてください。
沿道住民の要望によって大幅に変更するとしたら、詳細設計も終わっている工事の直前だったわけで、設計費用なんかも改めて出てくると思うんですが、今までかかっていた設計費用はどのぐらいで、もし変更設計等が入ったらどのくらいまで上がるのか教えてください。
次の資料2-4の国道1号の歩道ですが、今年度から市が用地取得事務の受託ということですけれども、こういった国道のプランでいく場合、通常そこの市町村が用地取得の事務を請け負うのでしょうか。事業開始から2年たつわけですけれども、この間の内容について教えてください。
資料3の空き家調査の件で現地調査の結果があらわされていますが、大体赤いところが多いということなんでしょうけれども、細かくて申しわけありませんが、地域が分かれているところの空き家の件数を教えてください。
先ほどの管理不全度総合評価はわかりました。その中で最高のAAの管理不全度の住宅が7件ありますけれども、これはどの地域になるのか教えてください。
ゾーン30の件ですが、ゾーン30が平成25年から始まって6年になりますけれども、校区によって路面標示や表示板の設置場所など、自治会やPTAの要望もあったりして変化があると思うんですが、自治会やPTA、学校とかの要望を聞いて決めるということなんですけれども、ゾーン30を設置したことによっての変化、効果について、答えられれば教えてください。
6年たちますが、維持管理はどんなふうに行っているのか教えてください。
資料6の八幡市市営住宅ストック総合活用計画の件ですが、10年後の現有戸数が公営で181戸、改良で406戸、合計で587戸ということですけれども、このうち耐震性能を有する戸数はどのくらいあるんでしょうか。
2つ目に、構造別の耐用年数が準耐火構造では概ね45年ですけれども、準耐火構造の大規模修繕について、公営の一丁地団地が築40~43年です。先ほども説明があったかもわかりませんが、長寿命化改善と安全性確保の改善として耐用年数を何年延ばすのか。説明があったかもしれませんが聞き取れませんでした。
④の用途廃止に係る事業ですけれども、これは解体するということなんですか。それとも用途廃止だから住宅ということをやめて、ほかの用途に変えるということなんでしょうか。
市営住宅の空き家入居者募集について、締め切ったら件数が39件あったということですが、それぞれ希望があると思うんですけども、各5カ所の応募件数を教えてください。
最後に、応募者の実態調査とあるんですか、この実態調査の内容について教えてください。
以上です。
○菱田明儀 委員長 理事者、答弁願います。多賀都市整備課整備係長。
◎多賀正記 都市整備課整備係長 野神線道路整備事業に係る質問についてお答え申し上げます。用地取得の残り1筆の建物補償の内容につきましてお答え申し上げます。法定事業で行う建物等の移転に伴う補償費の算定につきましては、国が定めた公共用地の取得に伴う損失補償基準要綱に基づき行う必要があり、当該箇所における借家人に対しましても、この基準にのっとりまして、道路整備に支障となる屋外危険物倉庫の移転や電気引き込み柱などの工作物の移転などに要する費用について補償を行う予定でございます。
次に、二階堂川口線バイパス事業に関する都市計画道路八幡田辺線の完成時期についてお答え申し上げます。都市計画道路八幡田辺線の完成時期につきましては、用地取得の今後の進捗に左右されますことから、京都府山城北土木事務所に完成時期をお聞きしましたが、現時点では工事の具体的な着手時期や供用開始時期などは示されておりません。
以上です。
○菱田明儀 委員長 田中都市整備課長。
◎田中賢治 都市整備課長 橋本駅周辺整備事業につきましてお答え申し上げます。
まず、周辺での朝夕の送迎についてでございます。整備後につきましては、一般乗降につきましては、安全の観点から基本的には新設ロータリーで行っていただきたいと思っております。周辺道路におきましては、一般車両の乗降箇所の案内板を設置するなど、広場整備後の状況を注視しながら啓発していきたいと思っております。現状につきましては、朝夕道路で送迎されているというのもお聞きしております。今現状はできる対応を道路管理者の方で行っておりますけれども、状況を見ながら、また必要な対応を考えていきたいと思っております。
続きまして、駅の東側からの通過ですけれども、基本的に歩行者の方は広場内を通過していただきたいと考えております。
続きまして、横断歩道の関係でございます。横断歩道につきましては、今後工事の実施の詳細設計をする中で、警察との協議の中で決まるものでございます。こちらとしましては安全対策として歩道は必要だと考えております。要望はしてまいりたいと考えております。
続きまして、トイレの内容でございます。広場内に設置するトイレの仕様につきましては、男子用、女子用、多目的用の三つの便室を設置し、男子用には小便器二つ、大便器一つ、女子用には大便器二つ、多目的用には大便器一つ、子ども用便器一つ、オストメイト対応便器一つを設置する計画としております。
続きまして、橋本南山線延伸時の交差点の信号の協議でございます。橋本駅南交差点につきましては、平成25年に橋本南山線延伸整備を進める中で、交差点形状のありようについて大阪府公安委員会と協議を持った経過がございます。
続きまして、科手土井線です。何が問題なのかということでございます。科手土井線は京都府による木津川御幸橋の架け替えに伴い西側に約30メートル移築され、その跡地にて市において歩道や広場の整備を計画しております。道路移築前は沿道住宅前の道路幅員は約8メートルありましたが、今回の市の整備により沿道住宅前の道路幅員が約4メートルとなり、また道路の構造上行きどまりとなります。しかし、沿道住宅前の道路幅員を道路移築前と同程度確保すること、行きどまりをなくすことなどを沿道住民から求められておるところでございます。
続きまして、設計費用でございます。これまで要した設計費用ですが、予備設計に105万円、詳細設計630万円、計735万円でございます。今後求めに応じた設計変更の金額につきましては、今のところ算出しておりませんので、お答えはできない状況でございます。
以上でございます。
○菱田明儀 委員長 森本都市整備課主幹。
◎森本芳文 都市整備課主幹 国道1号の歩道整備につきましてお答えいたします。市が用地取得事務を受託した理由についてお答えいたします。国道1号の歩道整備に係る用地取得につきましては、本来であれば道路管理者である国土交通省により行われるところでございますが、当該事業の整備延長が約1.9キロメートルと長く、用地取得に相当の時間を要することから、早期整備に向けて、国土交通省から地元に精通している市の協力が得られないかとの打診がございました。市としましても、国道1号の歩行者等の安全な動線を確保するために、本事業の早期完了のため用地取得事務を受託することといたしました。
以上です。
○菱田明儀 委員長 田中都市整備課長。
◎田中賢治 都市整備課長 国道1号の関係でございます。平成29年度から今までどういうことをしてきたかということでございますけれども、まず、地権者を相手に事業の説明会をさせていただいてきました。それと、個々の皆様お持ちの土地の境界の確定、皆様お持ちの土地の面積を確定してきたところでございます。国土交通省におかれましては、それをもとに補償の内容の検討をされてきております。それを受け、今年度から八幡市の方で用地事務をさせていただきたいと思っております。
以上でございます。
○菱田明儀 委員長 小川都市整備課長補佐。
◎小川友基 都市整備課長補佐 空き家調査に関する調査地区別の空き家件数についてお答えいたします。八幡321件、八幡東54件、八幡中央184件、八幡南山43件、橋本215件、男山160件、川口33件、下奈良23件、戸津24件、上奈良5件、内里42件、上津屋12件、野尻3件、岩田18件、美濃山30件でございます。
続きまして、AA評価の地区ごとの件数でございます。八幡2件、八幡東1件、八幡中央3件、橋本1件でございます。
○菱田明儀 委員長 増永管理・
交通課長補佐。
◎増永浩子 管理・
交通課長補佐 ゾーン30の効果についてお答えいたします。これは八幡警察署による区域内の速度計測を行ったものを伺っているものでございますが、最新の橋本小学校北東地区につきましては、供用後間もないことからまだデータはございません。それ以前の平成25年度から平成29年度までのデータで伺っておりますところによりますと、供用1か月前が平均時速34.7キロメートル、これが供用後、最新で手元にありますデータが平成30年11月のものでございますけれども、平均で31キロメートルになっておりまして、時速約4キロメートルの効果があると伺っております。
続きまして、ゾーン30の維持管理、メンテナンスにつきましては、地域住民からのご指摘や、不定期ではございますが実施しております現場点検などによって補修が必要と判断した場合は、随時これを行っておるところでございます。
○菱田明儀 委員長 梅地住宅管理課整備係長。
◎梅地加奈子 住宅管理課整備係長 八幡市市営住宅ストック総合活用計画及び長寿命化の耐震化につきましてお答え申し上げます。現在、公営住宅の耐震化につきましては27棟、改良住宅が42棟でございます。
○菱田明儀 委員長 家村
住宅管理課長。
◎家村聡一
住宅管理課長 一丁地団地につきましてのご質問にお答えいたします。一丁地団地につきましては、2021年度から2024年度にかけて耐用年限が超過することとなっております。また、耐震性能が不足しておりますことから、耐震改修を含みます安全性確保型、長寿命化型、居住性向上型改善事業また大規模修繕の実施を予定いたしております。これによりまして一丁地団地1棟から4棟の長寿命化を図るものでございます。
耐用年数につきましては、住宅の構造別の耐用年限であり、公営住宅の法定建てかえや処分における経過年数の基準となるものです。大規模改修は屋上防水や外壁改修など住宅を長く使用するための長寿命化を目的としたもので、耐用年数には関係ございません。大規模改修をすることで耐用年数を延ばすということではなく、大規模改修したからといって耐用年限が延びるわけではございませんで、建物を少しでも長く使っていくために大規模改修を行って、安全にお住まいいただくというのが趣旨でございます。あくまで建てかえをしない限り耐用年限は延びないということでございます。
用途廃止後の建物と土地ということでございますが、住宅用地と建物は国からの助成を受け取得、建設したもので、特に土地についてはその処分について制約が設けられておりますことから、今後の検討課題であると考えております。当面は住宅の除却をせずに、近隣に影響が出ないよう維持管理する予定といたしております。
○菱田明儀 委員長 荻野
住宅管理課長補佐。
◎荻野哲也
住宅管理課長補佐 入居者募集の各住戸の募集状況についてお答えさせていただきます。市営住宅清水井団地1棟203号が10件、市営住宅中ノ山団地2棟202号が5件、府営住宅吉原団地1棟307号が2件、府営住宅吉原団地2棟202号が3件、府営住宅美桜団地4棟302号が9件、府営住宅美桜団地5棟402号が4件、府営住宅小松団地4棟404号が6件でございます。
続きまして、実態調査の内容のご質問についてお答えさせていただきます。こちらの方は住宅審議会が開催されますので、その住宅審議会の中で審査していただくために内容をお伺いするものでありまして、申込書の内容等々におかしな点がないかどうか、記載内容に間違いがないかどうかということを実際の賃貸契約書もしくは収入の証明といったもので記載内容を確認させていただくと。それから、あとは実際に今住宅に困窮しておられる内容の部分をご本人にお伺いしているということでございます。
○菱田明儀 委員長 中村委員。
◆中村正公 委員 たくさんありがとうございます。まず資料1の野神線ですが、危険物倉庫が移転の対象になるということですが、この土地が用地取得できないと工事が前に進まないのか。面積で見ると区間のほとんど片側のようですけれども、この土地の取得ができないと対策工事ができないのかどうか教えてください。
資料2の市道二階堂川口線の件ですが、都市計画道路がまだ見込めないということは、このバイパスもいつになるかわからないということですけれども、二階堂川口線バイパスの方の写真を見ると接続部分がまだ工事されていなくて、ほかは工事が完了しているように見えるんですが、先ほどは途中まだあるという説明でしたけれども、この事業の着手年度は平成22年。33筆の用地の取得がいつ完了して、今の写真の状態の舗装工事がいつ行われたのか教えてください。
橋本駅前の整備の件ですけれども、駅に続く道路の件なんですが、先ほど認識しているということですが通勤・通学時に送迎の車があって、それで近所の方から苦情が出ているんですよね。基本は来て、バスロータリーまで行って、おろして帰るというのが基本でしょうけれども、やはり今の現状を見たら、結構道も今よりも拡幅されますし、ここでの乗降が減るとは考えられないんですが、その場合の対策はどういうふうにお考えでしょうか。
児童の安全対策はわかりました。
交差点の件ですけれども、先ほど平成25年に大阪府公安委員会と協議を持ったということですが、これは信号の設置を前提としたもの、設計の中に信号は設置するんだと考えていて、それで大阪府警と協議したという認識でよろしいんでしょうか、お聞かせください。
科手土井線の件はわかりました。設計費用は上がっていくというんですが、それはまだこれからの話なのでいいです。
国道1号の中身はご説明でわかりました。ありがとうございました。
空き家の関係ですけれども、一番多いのが八幡地区で、2番目に橋本、八幡中央となっています。去年の地震の被害と重なるようなところもやっぱりあるのではないかと思うんです。その中で一番危険度の多いAAの7件の地域もその辺に重なっているということで、まだブルーシートがかかっているところもありますので、やはり空き家の対策は継続して考えていってほしいと要望しておきます。
ゾーン30の件は時速4キロメートルぐらいの減になっているということで、人が歩く速さくらいは減っていると。橋本の間の狭窄部というのは、ほかと違って新たに設けたところですかね。私もあそこの道を通りますけれども、そのことによって時速4キロメートル以上、もっと時速を落としているように思います。ちょうど狭窄部があるところは人、自転車だけが通れる道が道路に向かって交差している部分なので、それでそういう狭窄部が設けられていますけれども、あれは非常に効果があるものだと思います。ほかでもそういう経験を生かしながら、少しでも子どもたちが安全に通えるようなゾーンをつくってほしいと思います。
市営住宅の件ですけれども、先ほど耐用年数が延びるのかどうかということで、大規模改修にしても耐震改修も行うわけですから、耐震改修することによってやはり耐用年数は延びると思うんですが、先ほど答弁で延びないとありましたけれども、私は十分理解できないもので。耐震改修をやったら建物は、それとほかの大規模修繕もやるわけですし、延びると私は認識していたんですが、延びないという答弁で、ではそれでわかりました。
最後に、市営住宅の申し込みですけれども、各住宅の申込件数はわかりましたが、吉原住宅では2件というところもありますね。例えば実態調査とかいろいろあって、そういう少数のところが0件になったりしたときには、これは再募集はするんでしょうか。
それともう一つは、募集された方の大まかな年代がわかったら教えてください。
以上です。
○菱田明儀 委員長 田中都市整備課長。
◎田中賢治 都市整備課長 まずは野神線の整備につきましては、用地の取得に向け丁寧に進めてまいりたいと思っております。対策工事ができるのかということでございますけれども、現在取得できている中での暫定的な道路整備は可能かと考えておりますが、その辺をどの時期にどういうふうに検討した結果をまとめてそうするかというのもございますので、まだはっきりした時期はお答えできません。まずは用地取得に取り組んでまいりたいと思っております。
○菱田明儀 委員長 多賀都市整備課整備係長。
◎多賀正記 都市整備課整備係長 二階堂川口線バイパス事業に係る再質問にお答え申し上げます。本事業の用地取得で33筆が全て完了した時期につきましては、平成30年度8月に全て完了しております。
次に、資料2-1の写真②の舗装の工事の時期つきましては、当該事業の工事につきましては、用地取得が完了したところから随時工事に着手しております。この写真の舗装の工事の時期につきましては、平成29年度に舗装工事ないしほかの工事もあわせて実施しているところでございます。
○菱田明儀 委員長 田中都市整備課長。
◎田中賢治 都市整備課長 橋本駅前広場整備に関する送迎の関係のご質問でございます。基本的にロータリー整備後は新設ロータリーを基本使っていただきたいと思っております。その後、整備の状況を見ながら、また対策については検討させていただきたいと思っております。
続きまして、橋本南交差点の協議でございますけれども、現在の橋本南山線延伸時の協議では、信号機が設置できる交差点の形状について協議をさせていただきました。
以上でございます。
○菱田明儀 委員長 家村
住宅管理課長。
◎家村聡一
住宅管理課長 実態調査の結果応募件数がゼロになった場合の対応でございますが、これにつきましては実態調査をいたしまして、八幡市住宅審議会の方で資格等の判断をしていただきます。そこで、もし2件の方は皆さん資格なしという判断になりますと、審議会の方でこの対応をどうするか議論いただくこととなります。今までありましたのが、ゼロとなった場合には落選者の方たちでもう一度抽選をしていただくという手法をとったところでございます。
続きまして、応募の年代でございますが、高齢者世帯のパーセントしか把握ができませんで、高齢単身と高齢世帯を合わせまして31%という状況になっております。
以上でございます。
○菱田明儀 委員長 暫時休憩します。
午後 2 時27分 休憩
――――――――――――
午後 2 時36分 再開
○菱田明儀 委員長 休憩前に引き続き、会議を開きます。
ほかにありませんか。
奥村委員。
◆奥村順一 委員 それでは4点お伺いさせていただきます。
まず1つ目、資料1の野神線の整備事業についてであります。先ほどからもお話が出ているんですけれども、当初予算として6,050万円計上されて、うち6,000万円を繰り越されるということなんですけれども、この最後の50万円はもう拠出された、もしくは執行されたととっていいのかどうか、一つお聞かせください。
2つ目に、他事業へ流用された3,452万7,000円は舗装修繕と書かれているんですけれども、できたら具体的にどこを対象とされたのか、聞かせてください。
次に、2つ目は資料2-4です。国道1号の戸津地区の歩道整備事業で、下の計画断面図を見ていますと二つ気になることがあります。些細なことなんですけれども、一つはガードレールが赤のラインではなしに黒のラインになっているんですが、これはガードレールはつけないという方向になっているのか、お聞かせください。
2つ目、今回歩道をつけるについては上下水道管も一緒に布設すると聞いていたんですけれども、それがこの絵には記されていないんですけれども、その計画がどうなったのか、お聞かせください。
3つ目は、空き家調査の結果概要です。先ほども同僚委員の方から質問がありました。4の管理不全度総合評価についてです。A、B、C、Dというのは、先ほど特定空き家等の条例で決まっているということなんですけれども、勉強したらいいことなんですが、建物の危険度のA、B、C、Dについて聞かせていただければと思うんです。例えば柱がどうなっているとか、壁がどうなっているとか、屋根が落ちているとか、それがこの範囲ですよということを聞かせていただけたら助かりますし、AAの7件について、場所は聞かせていただいたんですけれども、具体的に今こんな状態であるという中身を聞かせていただくと同時に、今その対象物はどういう管理になっているのか。例えば前面道路に赤のカラーコーンがあるとか、市の方で安全のための方法をとっているとか、その7件についての現状を聞かせてください。
同じく空き家対策の中で、アンケート調査について聞かせていただきます。現地調査結果では空き家の件数が1,167件となっていますけれども、アンケートの送付先が1,062件と105件少ないんですけれども、この105件にアンケートを出されなかった理由について聞かせてください。
次に小さな3番として、空き家バンクにいろいろ依頼されている内容があるとお話を聞きました。原因としては住んでいた人が亡くなったとか、別の住所へ移転したというのがあるんですけれども、空き家バンクに依頼されている内容、持ち主の方がどんな内容を依頼されているのか聞かせていただきたいと思います。
空き家バンクというと非常に悪いイメージを持つような感じなんですけれども、近隣とのトラブルであったり草の問題、樹木の問題、不審者などが住みつくのではないかとかあるんですけれども、逆に切りかえると、空き家というのは非常にまちにとってはある意味資産というんですか、活用価値のあるものかなと思うんです。もちろん持ち主の方の理解がなければならないんですけれども、それらについて、空き家を求めている方と空き家お持ちの方とのマッチングというのは、多分この空き家バンクの仕事ではないかと思うんですけれども、その空き家バンクの情報を提供するのは空き家バンクが主体的にされると思うんですが、市の方としても空き家バンクの活用についての情報の提供をしておられるのかどうか。それがされていないのであれば何か課題があるのか、状況をお聞かせください。
大きな4点目は、ゾーン30の件です。先ほどからも幾つか質問がありまして、小学校区についていろいろとお話があって、まだ中央小学校区と有都小学校校区が今後これからどうなるかということなんですけれども、小学校区以外においてもゾーン30は設置することができるのかどうか、聞かせていただきたいと思います。
以上です。
○菱田明儀 委員長 多賀都市整備課整備係長。
◎多賀正記 都市整備課整備係長 奥村委員の野神線道路整備事業に係るご質問にお答え申し上げます。平成30年度予算と繰越予算の差額50万円につきましては、用地交渉を進める中で補償保険の対象などに変更が生じた場合の補償金再算定の業務委託料として予算計上していたものでございます。補償保険に変更は生じませんでしたので、差額50万円につきましては予算執行しておらず、減額として処理しております。
以上です。
○菱田明儀 委員長 平野道路河川課道路係長。
◎平野康匡 道路河川課道路係長 野神線道路整備事業費の舗装工事への流用についてお答え申し上げます。野神線道路整備事業費の繰越予算の流用につきましては、単独道路等整備事業費に流用し、橋本南山線、円福寺線、山手幹線の3路線の舗装工事を予定しております。
次に、具体的な場所についてお答え申し上げます。橋本南山線につきましては、橋本小学校付近から西山和気交差点を越え、光跨道橋付近までの約400メートルでございます。円福寺線につきましては、八幡福禄谷地先の橋本南山線との立体交差部より北側約200メートルの区間でございます。山手幹線につきましては、コストコ西側からソフィアモール西側までの区間で、交差点付近を除いた約300メートルでございます。
以上でございます。
○菱田明儀 委員長 森本都市整備課主幹。
◎森本芳文 都市整備課主幹 国道1号歩道整備のご質問につきましてお答え申し上げます。
まず、ガードレールを設置するのかどうかということですけれども、ガードレールについては、新しい歩道整備では設置する予定はございません。道路構造令や国土交通省の防護柵設置基準等に照らし合わせましても現在設置する基準にはなっていないということで、設置する予定はないということになっております。ただ今後、公安協議等を重ねた結果、大きな事故もございましたので、必要な箇所があるという話になれば設置する可能性もございますが、現時点で国土交通省の設計では設置する予定とはしておりません。
続きまして、上下水道の布設箇所につきましてですが、歩道整備に合わせて歩道内に上下水道の布設を行う計画としております。これまで布設にかかわる国土交通省との協議を上下水道部にて継続して行っており、布設の時期や位置、深さなどの具体的な内容について継続的に協議を行っている状況で、布設位置につきましてはまだ決定しておりません。
以上です。
○菱田明儀 委員長 坂井都市整備課主幹。
◎坂井隆治 都市整備課主幹 管理不全度の評価の具体的な基準でございますが、建物の傾斜では60分の1以上傾斜しているか、屋根の破損で著しく変形しているか、穴があいているか、剥落しているか等の調査結果に基づき評価を行いました。
次に、AAの7件の現状ですが、屋根や壁が剥がれており、カラーコーンなどで養生しております。養生している箇所や草木の繁茂がある箇所で現在4件が市の方で指導中でございます。1件につきましては改善により空き家でなくなり、2件については人の往来が少ない箇所であることから経過観察を行っているところでございます。
次に、アンケート件数の差についてですが、空き家件数について、長屋の戸数と所有者数が一致しないことから差が生じていること、また棚卸資産と判断した建物についてはアンケートを送付しておりません。これらのことから差がございます。
次に、空き家バンクの主たる業務内容と依頼の多い件数ですが、多い順に売却、賃貸、解体、購入、修繕と伺っております。
空き家バンクと市のマッチングの活用、情報提供、課題についてですが、空き家バンクに関しての情報は、チラシの配布や建物所有者に対し、管理不全空き家の適正管理依頼を依頼する際に紹介をしております。課題につきましては、まだまだ一般的に空き家バンクが知られていないことです。今後ホームページや広報などへの掲載などを考えております。
○菱田明儀 委員長 増永管理・
交通課長補佐。
◎増永浩子 管理・
交通課長補佐 小学校を含んでいない区域でのゾーン30の整備についてのご質問でございます。本市のゾーン30につきましては、通学路安全対策を基本に行っておりますが、大きくは生活道路の安全対策でもありますため、交通量や区域内における過去の交通事故件数、そして何より地元の同意が必須となりますので、地元の要望を第一として包括的に整備を行っておるところでございます。
以上でございます。
○菱田明儀 委員長 奥村委員。
◆奥村順一 委員 ありがとうございます。まず1つ目の野神線について、わかりました。ありがとうございます。流用で大きく3カ所ということですけど、もしよければ、これを決定された根拠を聞かせていただければと思うんですが、たぶん当初6,000万円の予算があって、事情によって事業が遂行できなくなったので、それを地元から要望が上がっているところに割り振ろうというお話になったと思うんですけれども、そういう考え方かと思うんですが、できましたらこの3カ所になった理由を聞かせてください。
2つ目の国道1号の件はわかりました。これはもう質問いたしません。
3番目の空き家バンクについてですけれども、小さな4つ目に質問させていただきましたこれからの情報提供と課題です。これからホームページや広報を通じてされるということなんですが、一般社団法人空き家バンクの方とも十分に意思疎通は日ごろからされていると思うんですけれども、空き家バンクにあった情報を得るには、個人情報は一部封鎖的な形でというか、外にわからずにできるんですが、今度その情報を外に出すということは、個人情報を外に知らしめるような形になってしまう場面があると思うんですけれども、その辺について何か制約する法令みたいなものはあるのでしょうか。もしあるのであれば、ご披露いただけるようであれば、こういう法律がありますよと聞かせていただきたいと思います。
次にゾーン30ですけれども、今のお話でしたら小学校区にこだわることはないということですね。確かにゾーン30の概要を見せていただくと、抜け道になった地域でも設置するとなっているんですけれども、これも警察との協議で決まっていくことではないかと思うんです。市としてはこのゾーン30については、もう少し間口を広げて積極的に設置に対して取り組んでいくということなのか、それとも、いや、そうではないんですと、最低限程度でいいと考えておられるのか、そこの考え方を聞かせていただきたいと思います。
以上です。
○菱田明儀 委員長 藤田都市整備部次長。
◎藤田範士 都市整備部次長 流用部分についての路線決定についてでございますが、当然社会資本整備総合交付金を活用していくというところでの費用でございますので、交付金を活用するための路面性状調査により基準に合致した箇所がこの3カ所に当たるということで、この3カ所を設定しております。
○菱田明儀 委員長 小川都市整備課長補佐。
◎小川友基 都市整備課長補佐 空き家に関する質問にお答えいたします。一般社団法人八幡市空き家バンクとは平成29年4月に八幡市との協定を締結し、空き家対策に取り組んでおります。個人情報の取り扱いにつきましては、個人情報保護法等の関連法令はあるかと存じておりますが、基本的には空き家所有者のご意向により情報の提供、またマッチング等をされる際には住宅を求めている方に対しての情報の提供等も必要になりますので、あくまでも空き家所有者のご意向に基づき情報の提供等をされているとお聞きしております。
○菱田明儀 委員長 西島管理・交通課長。
◎西島昭彦 管理・交通課長 ゾーン30は交通規制であるため警察との協議が必須でありますが、市としましては、地元要望があればできる限り取り組んでまいりたいと考えております。
○菱田明儀 委員長 ほかにありませんか。
太田委員。
◆太田克彦 委員 まず一つに、橋本駅前広場の計画図について1点だけ聞かせてください。
この計画当初からうたわれていますように、人が集う広場、活気につながる取り組みとしての広場というのが示されていました。今回もそういうものをイメージした取り組みをされていると思うんですけれども、この計画当初に議会の中で私の方から訴えさせていただいたことが1点ありまして、人が集うというのが表立って出ている以上は、それに対しての安全対策を講じなければいけないだろうという観点から、地元の人は知っているんですけど、橋本の交番の今の場所ですね。例えば新しく来られた方の場合だったら交番があることすら知らない。なかなか認知されていないというのが実情でございまして、初めて議会で取り上げさせていただいたときに申し上げたんですけど、今少しは改善されているのかもわかりませんが、交番の玄関をあけますと「ご用のある方はこちらへ電話してください」という札が置いてあります。結局基本的にそうすると、余り意味がないケースがあるなと。交番ですので常駐していただきたいという思いがありますし、まして今回人が集うような広場をつくっていただくのであれば、京都府警と協議をしていただいて、駅の近くもしくは広場のところに移転していただきたいという思いで取り上げさせていただいたことがございます。当時、前副市長のご答弁では非常に前向きなご答弁をいただいたという記憶があるんですけど、今現在このことについてはどのようになっているのか。京都府警との協議の状況も含めて、改めて市のお考えをお聞かせいただきたいと思います。
もう1点だけ、これは空き家のことなんですけれども、空き家の問題も私が議会で取り上げさせていただいてから非常に久しく、かなりしつこく何度も取り上げさせていただいた記憶がございます。その中でも空き家の実態調査をまずすべきだということ、今回こういうふうにしていただいて非常に感慨深いものがあるわけですが、これで一定ようやく八幡市としての空き家への取り組みのベースができたのかなと思っております。これまでは各自治会に協力をお願いして空き家の状況を吸い上げていたという感覚であったと記憶していますが、今回このように本格的にやっていただいて、ようやく今現状、八幡市としてどうなっているんだということが網羅できたのかなと思っております。
ただ気になっているのが、ここにあらわれたAAランク、A、そして中のBランクぐらいまで注視しなければいけないと思っているんですけれども、特にAAランクは先ほどの言葉を聞くまでもなく状況が想像できました。ところが、ある意味その予備軍であるAランク、Bランクをどうするのかという対策は官民の連携で、先ほども出ていましたように空き家バンクの創設ができたわけですから、連携を図っていただいて取り組んでいくということにつながるのかなと思うんですけど、今現在、市として管理不全度のAランク、Bランクあたりをどのようにしていこうという具体的な考えがあるのかどうか、まずお聞かせいただきたいと思います。
以上です。
○菱田明儀 委員長 田中都市整備課長。
◎田中賢治 都市整備課長 交番についてのご質問にお答えいたします。橋本駅前広場への橋本交番の移転につきましては、これまで八幡警察署と協議を行ってまいりました。八幡警察署からは現在の橋本交番の移転を検討する中で、駅前広場も候補地の一つとして検討すると伺っております。今後も引き続き八幡警察署と協議を進めてまいりますが、交番が設置されるとなった場合に対応できるように考えて計画しているところでございます。
続きまして、空き家のA、B、Cを発生させない方法ということでございますけれども、まずは、これまで行っております所有者への適正管理依頼を基本に考えております。その中で資料の対応の中でもお示ししておりましたが、他市の状況などを見ながら、八幡市においても活用できるものがあればそれを活用してまいりたい、今後検討してまいりたいと考えております。
以上でございます。
○菱田明儀 委員長 太田委員。
◆太田克彦 委員 まず橋本駅前広場の交番の件ですけれども、そうしますと今現在協議を続行中ということで、もしそれが警察の方で同調していただいてオーケーだということになれば、この駅前広場の計画図にあるどこかに設置されるとイメージしていいのかどうか。いや、そうではなくて、ここには示されていませんけれども、ほかの部分ですが、例えば駅の本当に近くとかになるのか。ここには示されていない市のイメージがあるのであれば、お聞かせいただきたいと思います。いや、それはこの時点で諸々の事情でお答えすることができない、支障があるというのであれば、それはそれで結構です。
それともう一点は、空き家については大まかにはわかったんですけど、八幡市も観光に力を入れている中で、一番大きな主題、市民の安心・安全を守るという言葉も出ている中で、空き家が管理不全の特定空き家に至るまでに何とかしなければいけないというのは、八幡市だけではなくて全国の空き家問題に通ずることですけれども、それをしっかり講じないと、人が住まなくなった空き家は見ている間に荒れ果ててくるというのはご存じのとおりで、空き家だけではなくて道路でもそうですよね。通行が閉鎖になって道路が使用されなくなった。そしたら見ている間にコンクリートを割って雑草が生えてくる。見事な雑草の生命力を感じるんですけれども、荒れるというのは本当に早い。だから例えば今はAランク、Bランクであっても、状況は年々変わってくると思います、AAになってからではやっぱり遅いと思いますし、資産価値もなくなってくるし活用価値もなくなってくると思いますので、先ほど同僚委員から空き家バンクとの連携の話があったんですけれども、今の八幡市の行政の立場としては、こうした民間の力を活用する以外にないのではないかという気もしますし、いろいろなハードルがあるかと思いますので、その辺は連携をとっていただきたいと思います。これは要望しておきます。
1点だけお願いできますか。
○菱田明儀 委員長 東都市整備部長。
◎東睦 都市整備部長 太田委員の再質問にお答え申し上げます。
橋本駅前整備の交番の場所ですけれども、これについては従前より繰り返し八幡警察署と協議をしているところでございます。現在のところ、八幡警察署のご意向によりその場所はお示しすることもできませんし、まだ決定されたものではないと伺っております。現在お示ししておりますその計画の中には、交番を後で八幡警察署が設置されるというご意向を示されたときには、その対応ができるようにしつらえを組んであります。
○菱田明儀 委員長 関東副委員長。
○関東佐世子 副委員長 私からも2、3通告していたんですけれども、1点だけ、市営住宅の長寿命化計画についてです。ご説明いただいたのは改善事業とか大規模改修修繕とかを計画的に行っていただけるということで、そこら辺はこの計画どおりお願いしたいんですけど、一つ気になっているのが用途廃止に係る事業についてなんです。ここにお示しいただいた戸数でいくと118戸ですね。この表でいうと全体で118戸ですので、実際にお住まいになっている数はここからもうちょっと減るのかなと思っているんですけれども、特に軸団地の1棟、2棟は昨年の大阪府北部地震で大きな被害を受けて本当に傷んだ状態で、そこを引っ越したくないと言って6戸ほどの方がまだ住まいを続けられていると思うんですが、その方たちにまず優先的にご説明申し上げて、早く違う住まいに移っていただく方が望ましいのではないかと私は思っています。記されたほかの棟についても順番に進めていただかなくてはいけないと感じているんですけれども、毎年の募集も十数戸されている上に、市営から市営に引っ越されるか、URに引っ越されるかとか、いろいろな対応があると思うんですが、10年の間にこの業務をこなしていこうと思ったら相当ご苦労いただくことがあると思うんですけれども、説明も含めて引っ越し先とか、どういう計画で進めていただけるのか教えていただきたいんです。
○菱田明儀 委員長 理事者、答弁願います。家村
住宅管理課長。
◎家村聡一
住宅管理課長 関東副委員長のご質問の用途廃止事業についてお答えさせていただきます。用途廃止を予定しております118戸のうち、現在55戸入居されております。また、改良軸1、2棟につきましては、大阪府北部地震発生後、移転希望者10件に対し既存ストック空き家やUR男山団地への住みかえによる対応をいたしました。現在管理戸数は30戸でございますが、うち入居しておられますのは6件でございます。当該住棟につきましては、計画期間の前半、平成31年度から令和5年度を目途に用途廃止をする予定でございます。今後既存ストック空き家を活用し、住みかえを行っていただく予定にいたしております。実際にお話をさせていただくのは、移転していただく前年にお話しさせていただいて、翌年度に改修をいたしまして、その年に移転していただこうと考えております。
以上でございます。
○菱田明儀 委員長 関東副委員長。
○関東佐世子 副委員長 そしたら55戸の方に順番に計画的にということですけど、年に何件ずつぐらい予定されているんですか。それとも一斉に説明をして、早くに決意してくれたおうちからさせてもらうのか。どんな感じなのか、もうちょっと詳しく教えていただきたいんです。
それと、国の財政措置を受けているので跡地がなかなか簡単に売却できなくて、もし用途廃止になって住まいされなくなっても、建物を管理しながらそのまま続くような先ほどの説明でしたけれども、そういうことを続けていると旧小学校跡地と同じように、古い施設を管理するというのは多少なりともお金もかかってきますし、しっかりとその点は府や国に最悪売却できるようなことを要望していかれたらどうかと思っているんですけど、市としてはどんな考えなんでしょうか。
○菱田明儀 委員長 森下副市長。
◎森下徹 副市長 用途廃止するところの移転の話につきましては個別に、1件1件ご事情がございますので、丁寧に話を聞きながらやっていきたいと思っていますけれども、まずはこの長寿命計画ができましたので、まず全体のことは関係のところには説明していきながら、個別の話になってくるかと思っております。
それから跡地活用ですけれども、跡地活用をどうするかというのは非常に大きな話だと思っています。ただ、一方で国からかなりの助成金が出ています。用途を変更するということになりましたら、かなりの補助金の返還という話も出ますので、そこにつきましてはできるだけ、移転ということがまず前提でなければなりませんけれども、具体的な次のステップの話については市としても大きな課題だと思っています。これからの八幡市のまちづくりの中でも大きな位置づけになってくると思っていますので、できたらいろいろなところを含めて計画づくりについて検討していく時期が来るだろうと思っています。その上で具体的に国と協議しないと、国はただ単に除却しますではお話にならないと。そしたら補助金返還ということになりますので、当然こういう活用をするとか、こういう目的でやっていくということになりましたら、適化法の判断はあると思いますけれども、具体がなければ協議できないと思っています。そこらは並行作業かと思っておりますので、これから大変な作業があると思っておりますけれども、一つ一つ丁寧にやっていきたいと考えております。
○菱田明儀 委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○菱田明儀 委員長 ないようでありますので、次に、報告事項以外で
都市整備部所管事項について、委員より何か質問はありませんか。
横須賀委員。
◆横須賀生也 委員 住民の方からの苦情を伺っておりますので、公園の管理状況について2点質問させていただきます。
1つ目の質問としまして、男山泉にありますうぐいす公園におきまして、去年の台風で倒れた木が多数あり、いまだに処分されていない状況にありますが、今後の処分はどうする予定でしょうか。
2つ目の質問としまして、現在地元の自治会に清掃管理委託を行っている公園数と自治会数は幾つありますでしょうか。
以上よろしくお願いします。
○菱田明儀 委員長 理事者、答弁願います。栗本道路河川課公園緑地係長。
◎栗本直明 道路河川課公園緑地係長 うぐいす公園の倒木処分についてお答えいたします。うぐいす公園はさきの台風21号により被災し、処理した倒木を園内に残置しておりますが、ことしの8月をめどに撤去する予定でございます。うぐいす公園のほかに、さくら近隣公園とあらかし近隣公園も被災後に処理した倒木を園内に残置しておりますが、それらにつきましても同様に撤去処分する予定でございます。
続きまして、現在自治会に清掃管理委託を行っている公園数と自治会数についてお答えいたします。
街区公園、児童遊園清掃管理に関する覚書を締結している自治会数は42団体であり、公園数は148カ所でございます。
○菱田明儀 委員長 横須賀委員。
◆横須賀生也 委員 ありがとうございます。8月をめどにと前向きな回答をいただき、ありがとうございます。可能であれば前倒ししていただきますように要望いたします。
以上で終わらせていただきます。
○菱田明儀 委員長 ほかにありませんか。
山田委員。
◆山田美鈴 委員 通告していなかった件ですけれども、1点だけ。
本来は環境経済部にしようか、こちらにしようかと迷った件もあったんですけど、こちらに聞こうかなと思って。実は相槌神社の件で一遍職員の方にもお尋ねしたんですけど、今、相槌神社が人気があって、今日も1日なので、またご朱印を求めていらっしゃっていると思うんですが、そこの宮司が心配されているのが、地域が土砂災害の特別警戒区域に入っているということで、実際これまでご朱印めぐりで参拝された方は、相槌神社のところから裏参道のところへずらっと並んでご朱印をもらってらっしゃったんですけど、宮司はやっぱりそういった警戒区域のところで参拝者の方を何時間も並ばせるのは不安であるということと、何より神社の後ろのすぐ近くの石垣のところが本当に、ホームページを見ていただいたらわかるんですけど、左右の石垣の高さが、崩れぐあいが違っていて、いつ崩れてくるか、崩れてきたら不安だなという思いで、この7月1日から春日神社の方にご朱印を求められた方は、社務所を設けて、参拝者には春日神社の方に移動してもらうように今日からなっているんですけども、これに対して私も山城北土木事務所にお尋ねして、警戒区域なので、本来だったら神社庁が持っているんですから、その人たちが何かしら対策を講じなければいけないということだったんですけど、八幡市としても、ちょっと部署は違いますけど観光ということで、この相槌神社のことはとてもプッシュしておられますし、ご朱印めぐりとかいろいろな事業もされている中で、宮司1人に土砂災害の対策を何とかしろということはできないのではないかと思い、市として例えばここの警戒区域のところを安全なように対策ができるかどうかとか、何かしら市としてできることがないのか、お聞かせ願いたいと思います。
○菱田明儀 委員長 田中都市整備課長。
◎田中賢治 都市整備課長 土砂災害特別警戒区域における建物の件でございます。観光で有名というお話ですが、基本的に市として何か対策ということは現時点ではできることはないのかなと思っております。
以上でございます。
○菱田明儀 委員長 山田委員。
◆山田美鈴 委員 それは重々わかっているんですけれども、都市整備部なのであれなんですが、先ほど言ったように観光の面で、いろいろな事業というか、相槌神社を全国にまで発信していこうという。宮司にお聞きしたところ、台湾の方にも向けて発信されるということもお聞きして、宮司のおかげでこの神社がとても有名になったんですけど、ブームをきっかけにというのもあるんですが、八幡市としてもここを観光で押していこうではないけど、観光地として事業として何かしらの発信をされている中で、では、そのまま土砂災害警戒区域の中に、天気がいいときは大丈夫だと思われるのかもしれないですけれども、全国そして世界にも発信しているのに、そのような中で危険なところを引き続き発信し続けていくのかとか、うまく言えないんですけど何かちょっと違うかな。それだけ全国や世界に発信するようになっているからこそ、八幡市としても、危険なところはちゃんと危険ではないような整備をした上で観光発信をしていかなくてはいけないのかなと私としては思うんです。そして宮司もやっぱりそれは心配されています。この点について考えた上でも、やっぱり八幡市としては何もできないのか。できないのだったら、観光ということを考えた上で、難しいかもしれないですけれども、京都府とかにハッパをかけるなりしていただく方法はないのかどうか、その点だけ教えてください。
○菱田明儀 委員長 田中都市整備課長。
◎田中賢治 都市整備課長 山田委員の再質問にお答えいたします。同じ指定を受けている他のエリアでありますとか周辺の地域、また神社を取り上げますと、ほかの神社はどうするんだみたいな話でありますとか、今話題になっているのはよく存じ上げておりますけれども、全体としての公平性であるとか対応ということを考えますと、そこだけを取り上げて対応するということは相当難しいのではないかと考えております。
以上です。
○菱田明儀 委員長 山田委員。
◆山田美鈴 委員 現状では多分そうかなと思います。ここは都市整備部なので、これ以上は余り言わないんですけれども、でも本当に観光の面からいったら
環境経済部の方もかかわってくると思うんですよね。その辺ではやっぱりこのままほっておくわけにはいかないと思うんですよね。なので今後また私も取り上げていきたいと思うんですけど、ちょっと頭の中に置いておいていただきたいなとは思っています。私も何ができるか考えて、いろいろと探してみたいと思います。
以上です。
○菱田明儀 委員長 ほかにありませんか。
中村委員。
◆中村正公 委員 新名神高速道路の件でお聞きしたいんですけれども、八幡京田辺・高槻間の工事が進んでいて、枚方市で楠葉のゴルフ場の中に淀川を渡る橋の橋脚ができ上がっているんですが、八幡市側ではトンネル工事のために土が搬出される。その土砂を運ぶ車両が山手幹線の上を通る。そこで今、鉄骨をかけて、もう既に搬出できるような状況になっているんですが、交通安全上の問題とかいろいろ出てくると思うんで。今の新名神高速道路の八幡京田辺・高槻間の工事の進捗状況と、いつぐらいから土を搬出して運ぶことになるのか教えてください。
もう1点は、昨年の大阪府北部地震から1年がたちましたが、市のホームページで、簡易耐震の改修で診断が必要な募集戸数10戸の最大40万円のものが募集戸数に達しましたと記されていましたが、今現在で木造耐震改修費補助事業の本格改修と簡易改修A、Bとあるんですが、これの件数を教えてください。
以上です。
○菱田明儀 委員長 理事者、答弁願います。森本都市整備課主幹。
◎森本芳文 都市整備課主幹 中村委員のご質問にお答えいたします。
新名神高速道路の進捗状況ですが、新名神高速道路は現在令和5年度、2023年度の全線開通を目標に整備を進められております。八幡京田辺・高槻間の進捗状況は、用地取得率が令和元年5月現在で面積ベースで約78%で、現在八幡市域では枚方市域との境から淀川手前まで抜けるトンネル工事の準備や、工事車両通行用の市道山手幹線と立体交差する仮橋などの施工を用地取得と並行して進めていると西日本高速道路株式会社から伺っております。トンネルの掘削工事につきましては、本体工事が今年度の第2四半期に公告予定となっておりますので、契約は大分先にはなるんですけれども、来年度には工事に着手される予定と聞いております。
以上です。
○菱田明儀 委員長 小川都市整備課長補佐。
◎小川友基 都市整備課長補佐 木造住宅耐震改修助成事業のご質問にお答えいたします。今年度の6月末時点の申請件数ですが、耐震性能の評点を1以上に上昇させるための工事費の助成で、改修工事費の5分の4もしくは100万円を上限とする耐震改修工事が22件、耐震診断等の実施が不要で、改修工事費の4分の3もしくは30万円を上限とする簡易耐震改修工事Aが26件、耐震性能を上昇させるための工事費の助成で、改修工事費の5分の4もしくは40万円を上限とする簡易耐震改修工事Bが10件でございます。
○菱田明儀 委員長 中村委員。
◆中村正公 委員 ありがとうございます。新名神高速道路の本格的なトンネルを掘削するのは来年度からということですが、あの上を交差してダンプカーが通るわけですけれども、NEXCO西日本との協議では、市としてはどんな協議と話し合いがなされたのか、安全対策を求めているのか、教えてください。
耐震改修の方ですが、そうすると今の時点で最大100万円の方は8件残っている。簡易Aの方は4件ですか。先ほど言いましたようにBの方はもう既に募集が終わっているということですが、市のホームページに、大阪府北部地震並びに台風21号の罹災証明の申請受付期間は終了しておりますが、申請遅延の理由がある場合は発行いたしますということで、話を聞いた中では、地震で屋根が被害を受けたけれども、被害を受けたというのがわからず、台風のときに瓦が落下して、もとは地震からだということを知ったと。そういう形の場合でも今の申請遅延の理由に入るものだと思うんですけれども、この罹災証明を受けて簡易耐震改修を申し込まれた件数がもしわかりましたら教えてください。
以上です。
○菱田明儀 委員長 理事者、答弁願います。森本都市整備課主幹。
◎森本芳文 都市整備課主幹 中村委員の再質問にお答えいたします。
新名神高速道路の安全対策につきましてですが、NEXCO西日本との基本的な全体の協議についてはさせていただいておりますが、本格的な安全協議につきましては、施工業者が決定して施工計画策定後となりますので、その点についてももちろん警察も交えての話にはなりますが、地元の方や市民の方にご迷惑がかからないような安全対策をこちらも要望していきたいと考えております。
以上です。
○菱田明儀 委員長 田中都市整備課長。
◎田中賢治 都市整備課長 耐震改修の件でございます。罹災証明により申請された件数につきましては、今手元に数を持っておりませんので報告ができないところでございます。
○菱田明儀 委員長 中村委員。
◆中村正公 委員 ありがとうございます。新名神高速道路の安全対策は今後協議していくということですが、来年度からトンネル工事に入るということですけれども、もしわかっていたら1日どれくらいの量の土砂が、ダンプの台数はどのくらいで計画されているのか。もしNEXCO西日本との話で伺っていたらお聞かせください。それが先ほどの今後作成するという中身に入っているのかどうかわかりませんけれども、わかったら教えてください。
罹災証明の件については、後でまた調べてわかったら教えてください。
一つ漏れがありまして、男山雄徳の福祉住宅は1階3世帯が障害者向けで、2階3世帯が母子家庭などひとり親世帯向けなんですが、そこにお住まいの方から雨の日に水がたまると。各世帯の玄関先の廊下は、1階、2階ともコンクリート打ちからシートか何かで張りかえたものなんですね。そのこと自体は非常にありがたいとおっしゃっていたんですが、屋根のないところから雨水が入って、排水がよくなく、玄関の引き戸で中に入ってしまうと言われています。28日、非常に強い雨が降ったんですが、これよりも水がもっとたまっていたと。車椅子が濡れるということと、つえをまっすぐはつけるんですけど、これに変えていただいたことで、斜めにつえをやると滑ってしまうと。非常にきれいにしてもらった後で言いづらいんだけれども、何らかの改善ができないかという要望が上がっています。
もう1点は、屋内の改善が設計段階に入る動きがあるということですけれども、ある方はお風呂で転倒してしまって、けがをして日常生活に非常に支障を来している人がいるとお聞きしているんですが、つかんでいたらどんな状況か、お聞かせください。
以上です。
○菱田明儀 委員長 理事者、答弁願います。田中都市整備課長。
◎田中賢治 都市整備課長 新名神高速道路に関するご質問にお答えいたします。トンネル工事による土砂の搬出のダンプトラックの台数についてでございますけれども、まだトンネル工事は発注されていないので、現時点では台数までは把握はできていません。申しわけありませんがお答えできない状況でございます。
○菱田明儀 委員長 家村
住宅管理課長。
◎家村聡一
住宅管理課長 中村委員の市営雄徳団地についてのご質問にお答えさせていただきます。防滑シートの水たまりにつきましては、昨年度、外壁、屋上防水工事を実施いたしまして、年度末に完成したところでございます。水たまりにつきましては早々に確認いたしておりまして、支障がありますことから、現在対策を検討しておるところでございます。また、1階部分の3件につきましては、障害者向け住宅としてスタートしてからかなりの年数がたっております。浴室等の改修につきましても本年度設計を予定いたしておりますので、その中で検討してまいりたいと考えております。
○菱田明儀 委員長 中村委員。
◆中村正公 委員 ありがとうございます。新名神高速道路の方はわかりました。
雄徳団地の方ですが、確認して検討されるということなので、ぜひそれはお願いします。できれば普通でしたらこのときに側溝なり、グレーチングを敷くなり、玄関の前ですから、そういうことがなされれば一番よかったかと思うんですが、検討中ということで対処をよろしくお願いします。それから先ほどもあったように、つえをついても滑らない安全な工夫をよろしくお願いします。
もう1点の方は、こういう事実として、浴室で転んでけがをしたということは承知されているんでしょうか。
以上です。
○菱田明儀 委員長 理事者、答弁願います。家村
住宅管理課長。
◎家村聡一
住宅管理課長 雄徳団地にお住まいの方から、転倒してけがをしたという報告は住宅管理課の方にいただいておりません。
○菱田明儀 委員長 中村委員。
◆中村正公 委員 お聞きしていないということですけれども、入浴サービスとかを今使われているということなので、一度調査していただけたらと思います。
以上です。
○菱田明儀 委員長 ほかにありませんか。
関東副委員長。
○関東佐世子 副委員長 私からも1点だけ。中村委員も今、木造住宅の耐震改修費助成事業について質問されたと思うんですけど、もう少し詳しくお伺いしたいと思います。
まだ地震が起きてから1年たっても、やはり市内を見渡しますと、ブルーシートが張られているおうちがあったり、まだまだ壊れたままで手をつけられていないおうちが目立っています。施策としてはホームページに載っています、今も中村委員が質問されました上限100万円の分と30万円の分と40万円の分があるようなんですけど、先ほど聞いたら、もうほぼ残りの数が少なくなってきています。Bの方は10戸ということで募集戸数に達しているということですけれども、まだまだやはり必要だと思うんです。ホームページには追加募集についてまた改めてご案内いたしますと書いていますけれども、追加募集される考えはあるのかどうか、お聞かせください。
それと、ここにも今年度の事業は2020年2月末までに工事完了を見込めるものを対象としますということになっています。昨年度も2月末までに工事を完了できなくてはいけないということだったんですけれども、被害を受けられた方にすれば、申し込みをして業者に頼んで、待って、やっと来てもらえた。でも2月末に終わらない場合もありますよね。2月末以降にようやく業者の手配ができて、工事にかかれるようになったけれども、この制度は今年の募集は4月16日から。この空白の期間がありますよね。でもそんな都合に合わせていられなくて、やっぱり修理をしたい人は業者の手配ができたら一日も早くかかりたいですし、工事も年度をまたぐことがあるのは当たり前のことだと思うんです。なぜこういう切れ目になってしまうのか。本来だったら繰越事業としてずっとやるべきだと思うんですよ。農政の方では台風か何かのときに農家の人に支援があって、その補助金は繰り越しをされて、災害の支援の分は年度をまたいでもできるようになっていたと思うんですね。なぜこの事業についてはこんな状況になっているのか、説明してください。
○菱田明儀 委員長 田中都市整備課長。
◎田中賢治 都市整備課長 耐震改修事業のBの40万円の追加募集の件でございます。現在、副委員長ご承知のとおり10件の目標戸数に達している状況でございます。簡易改修につきましては被災者支援の観点がございますので、何件かでも現在追加募集できるよう、京都府等と今、財源の確保について調整しているところでございます。調整がつき次第、またホームページ等で周知させていただきたいと思っております。
続きまして、耐震改修事業の予算の繰り越しに関してのことでございます。大阪府北部地震により本市の住宅にも多くの被害がありました。これらの修繕工事等が集中したため、資材や工事業者の確保が困難な状況でございます。本事業の申請者からも、年度内の工事完了は困難であるとの相談をいただいておりました。このような状況を踏まえ、京都府に対し、工期の延長や予算の繰り越しが可能となるよう要請を行った経過がございます。京都府からは、耐震性能の評点を1以上に上昇させるための工事費の助成で、耐震改修工事費の5分の4もしくは100万円を上限とする耐震改修工事につきましては、本格的な工事が必要との判断から繰り越し対応を行うとの回答を得ておりました。しかし、耐震診断等の実施が不要で、耐震改修工事費の4分の3もしくは30万円を上限とする簡易耐震改修工事Aと、耐震性能を上昇させる簡易耐震改修Bにつきましては、あくまでも簡易的な改修であることから繰り越し措置は行わないとの判断をされておりました。そのように対応するよう京都府から指示されているところでございます。
以上でございます。
○菱田明儀 委員長 関東副委員長。
○関東佐世子 副委員長 1.0以上の方は要望すれば対応していただけたと。簡易耐震改修の方がAもBも簡易なのでだめだということですけど、屋根の工事も、簡易という言葉になっていますけれども、その規模によって実際長い時間がかかります。ぜひともこれも2月末とは言わずに、同じようにもう一度粘り強く府に要望してほしいんです。農政の方は要望されたらすっとそういうふうになったので、できないことはないと思うんですね。うちもそうなんですけど、実際にその対象にならなかった人も、ほかにも諦めている方がいらっしゃいます。なので、引き続き府にお願いしていただきたいと思います。
そして、やっぱり修理が進んでいかない理由を市としても探っていただきたいと思うんです。本当に市民の方は困っていらっしゃいます。多額の費用がかかるとか、もちろん業者になかなか来ていただけないとか、いろいろな理由があってお困りになっていますので、しっかりとそういう状況を把握していただきたいと思うんです。市民に寄り添った施策を行っていただきたいと考えているんですけれども、市としてはそういう調査とか施策の考えはありませんか。
○菱田明儀 委員長 田中都市整備課長。
◎田中賢治 都市整備課長 状況の把握調査ということでございます。地震発生後1年が経過しまして、被災された住宅については既に罹災証明書を交付しております。被災状況は把握しているものと判断しております。市で積極的な調査は実施していませんけれども、大阪府北部地震で被災された住宅については、今も求めに応じ罹災証明書を交付しております。これに伴う点検調査は必要に応じて行いたいと思っております。
以上でございます。
○菱田明儀 委員長 関東副委員長。
○関東佐世子 副委員長 地震が起きたときに受けた被害を把握してもらっているのは十分わかっているんです。ただ、これだけ1年たっても修理ができなくて、ブルーシートをかぶっていたり壊れたままになっていて、市民が苦しんでいる状況を把握する気はないですかということなんです。1年たってもこういう状況、何でこうなっているのかということを調べて、そして市民が困っていることに寄り添った施策を行ってほしいと思うんです。それはよその自治体、宇治市や城陽市や久御山町とは違って八幡市は本当にひどかったと思うんですよ。だからそこをお願いしたいということなんですけど、そういう考えはないということですね。
○菱田明儀 委員長 田中都市整備課長。
◎田中賢治 都市整備課長 調査につきましては、現時点ではする予定はございません。
以上でございます。
○菱田明儀 委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○菱田明儀 委員長 ないようでありますので、これで
都市整備部所管事項の審査を終結いたします。
ここで説明員の入れかえを行いますので、暫時休憩します。
午後 3 時47分 休憩
――――――――――――
午後 3 時57分 再開
○菱田明儀 委員長 休憩前に引き続き、会議を開きます。
審査に先立ちまして、理事者より説明員の自己紹介を受けたいと思います。
(
説明員自己紹介)
○菱田明儀 委員長 これより
上下水道部所管事項の審査に入ります。
上下水道部より報告事項がある旨、申し出を受けております。
それでは報告願います。武用上下水道部長。
◎武用権太 上下水道部長 上下水道部より1件報告させていただきます。
○菱田明儀 委員長 木下経営課長。
◎木下章伸 経営課長 上下水道料金の徴収率の訂正につきましてご報告申し上げます。
これまで第5次八幡市総合計画を初めとします計画書及び報告の中で、上下水道料金の徴収率について誤りがございましたので訂正させていただきます。
資料1をごらんください。公営企業会計の決算の前年度未収金額及び徴収額は、一般会計の出納整理期間であります5月末ではなく3月31日時点で決定します。八幡市総合計画等に用いる徴収率につきましては、一般会計と整合を図るため、公営企業会計においても前年度分について5月末までの徴収分を加えて徴収率を算出しているところでございます。
説明図で平成29年度と平成30年度を例にお示ししておりますので、ごらんいただきたいと存じます。平成29年度の現年度調定の上段が公営企業会計の決算である3月末時点の徴収額でございます。中段は、上段に一般会計の出納整理期間である5月末に合わせ、X部分である4月、5月の徴収額を含めたものでございます。この場合、次年度である平成30年度の過年度徴収額から前年度で既に徴収額として計上したX部分の4月、5月の徴収額を差し引いて徴収率を算出すべきところでございましたが、これまでX部分の徴収額を差し引かず重複していたため、過年度の徴収率が過大となっていたものでございます。ここに訂正しておわび申し上げます。
○菱田明儀 委員長 武用上下水道部長。
◎武用権太 上下水道部長 ご報告させていただきました件につきまして、改めておわび申し上げます。申しわけございませんでした。以後このようなことがないように努めてまいります。
○菱田明儀 委員長 ただいまの報告事項につきまして、委員より質問等はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○菱田明儀 委員長 ないようでありますので、次に、報告事項以外で
上下水道部所管事項について、委員より何か質問等はございませんか。
中村委員。
◆中村正公 委員 私の方からは、京都府水道供給料金の改定及び府の市町の水道統合、広域化、広域連携についてお聞きします。
2018年12月に改正水道法が成立しました。主に市町村が単独で今まで担ってきた水道事業の経営統合や設備の共同化など広域化に向けた議論ができます。国は都道府県の主導による広域化を促しています。京都府では京都府営水道アセットマネジメント検討業務委託の入札がありました。この特記仕様書によれば、業務内容の一つは、府と府営水の受水市町の11事業体の浄水場及び配水池の施設統合の整備案作成となっています。ここに特記仕様書がありますが、この履行期間は契約日から来年3月24日までということで、業務対象は先ほど言いました11市町です。だから八幡市も入るということですね。
この中に第10条で業務内容があるんですが、作業条件と現状確認と将来見通しの把握、そして3番目に施設統合の作成という項目がありまして、(4)で統合検討対象として、検討対象は浄水場(附属する取水、導水施設を含む)、配水池及び送水管とし、配水管については検討対象としないと特記仕様書では述べています。京都府のグランドデザイン京都府水道ビジョンでは、アセットマネジメントについて、最適な施設のあり方について、施設の共同化等を広域的な観点から検討するとしています。ところが、この特記仕様書によれば浄水場及び配水池の施設統合の整備案作成となっていますが、京都府水道ビジョンを踏み越えているものがあると思うんです。水道の広域化は民営化、民間委託に道を開くものであって、安全に命の水を住民に供給するという自治体の責務を奪うことになりかねません。このことについて市の見解をお聞かせください。
2点目に、京都府では府営水道の料金について、6月4日に料金専門部会で答申素案が審議されました。建設負担金の建設負担水量を現行に据え置くとしたものの、宇治系の料金値上げの答申素案となることが見込まれています。7月4日に料金案の答申が出て、来年2020年2月の府議会に料金の条例改正案が出される動きとなっています。この府営水の料金改定の件について、本市に相談なり打診はありましたでしょうか。そしてどのようにお考えでしょうか。
2点お聞かせください。
○菱田明儀 委員長 理事者、答弁願います。木下経営課長。
◎木下章伸 経営課長 1点目の京都府のアセットマネジメントに関する質問ですけども、こちらにつきましては、各市町の施設の統廃合を行うことで更新投資がどれぐらい抑えられるかということが目的だと考えております。その他、管路の修繕につきましても、まだどこが修繕していくかということは決まっておりません。また、広域化等のお話でございますけども、そちらにつきましても、京都府の主催する会議の中に参加してもまだ具体化したものはありませんので、これから開かれます京都府等の会議に参加しまして検討してまいりたいと考えております。
府営水の料金の改定のお話ですけども、まだ具体的に市の方にはお話はいただいておりません。
○菱田明儀 委員長 中村委員。
◆中村正公 委員 わかりました。水道の統合とか広域化が進んでいくシナリオが出されていますけども、八幡市も入る南部の圏域会議での市町村の意見のまとめがここにあるんですが、広域化、共同化等については、特に府営水道の受水市町からは府営水道施設の利用等による共同化検討の意見があったが、それ以外の市町では広域化や共同化のメリットを実感できないとの意見があったということです。これから検討されていくし、アセットマネジメントが出されるのは来年ですけども、そういう中で、先ほども言いましたように、一番大変なのは管路の老朽化が進んでいることだと思うんです。その更新事業が重要課題であると思うんですけれども、配水池以降の管路だけを基礎自治体に残すという浄水場及び配水池の施設統合は問題があると私たちは思うんですが、これについてご意見をお聞かせください。
以上です。
○菱田明儀 委員長 理事者、答弁願います。吉田上水道課長。
◎吉田行広 上水道課長 ただいまのご質問にお答えいたします。配水管は検討対象としないということですが、当然浄水場、配水池、送水管は皆、配水管の上位のものであって、そこから水が運ばれてきますので、大もとが決まらないことには配水管を検討対象に入れましてもすごく細かなものになってしまいますので、今回は外されているものと考えております。
○菱田明儀 委員長 中村委員。
◆中村正公 委員 ありがとうございます。これから進んでいく中で検討中というか懸案になっておりますが、私たちも勉強して皆さんとお話ができるようにしてまいりたいと思います。
○菱田明儀 委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○菱田明儀 委員長 ないようでありますので、これで
上下水道部所管事項の審査を終結いたします。
以上で本日の審査日程は全て終了いたしました。
お諮りいたします。本委員会の閉会中の継続審査案件といたしまして、1.
環境経済部に関すること、2.都市整備部に関すること、3.上下水道部に関すること、4.農業委員会に関すること、以上4件につきまして、今後も継続して審査することに異議はございませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○菱田明儀 委員長 異議なしと認めます。よって、本委員会の閉会中の継続審査案件は、お諮りいたしました案件のとおりとすることに決しました。
これで
都市環境常任委員会を閉会いたします。本日はどうもご苦労さまでした。
午後 4 時12分 閉会
八幡市議会委員会条例第29条の規定により署名する。
都市環境常任委員会委員長...